DSC_7224

日記

一輪のユリが咲いていた登山道「哲学の道」に感動です、「三角山」登山

投稿日:

真夏のような日々が続いていますが幸い湿度は低く、時折吹いてくる心地良い風が暑さを和らげてくれます。それでも「三角山」登山口までの1時間のウオーキングに、すっかり汗ばんでしまいました。

真夏の「三角山」登山に涼と爽やかさを求めて

「山の手」登山口から「こぶし平」を経て「哲学の道」へ

登山口に到着すると、いち早く水分補給をしてから樹木や下草の深緑の中を淡々と歩み始めました。日の照り返しを遮り、木陰が心地良さを運んでくれます。夏は山か海に涼を求めるのに限りますが、気軽に来られる山の方が好きです。夏の山野草には殆ど期待せず、ただ涼を求めるだけなのですが。

「大倉山」へ縦走分岐地点へ

「こぶし平」から綿毛に蔽われた登山道を「哲学の道」へ向かいました。ガレ場を通り過ぎ、「大倉山」への縦走分岐地点間近のところで一輪の「ユリ」発見!「三角山」に「ユリ」が咲いているとは!感動に浸りながら「大倉山」縦走分岐地点到着です。今日は、ここを目的地にしようと考えていました。

のんびりベンチで水分補給をしていると、目の前の笹の葉にカタツムリがいます。何の気なしにカメラを向けていると、下山中の男性登山者が言葉を掛けて下さいました。琴似にお住まいの方で、「三角山」登山口までは矢張りウオーキング。その後、旧採石場や「奥三角山」等、5~6時間は廻るそうです。スタミナが全く違います。

「大倉山」との縦走路には、以前八株の「ユリ」が咲いていたのですが、たった一株になってしまっい今丁度見られるとのこと。「ユリ」は盗掘されてしまったのでしょう。いつも思うのですが、貴重な植物を「盗る」のではなく、写真に「撮る」にしてほしいものです。

たった一株になってしまった「ユリ」を求めて縦走路へも行ってみることにしました。暫く高低差のある登山道を進むと、咲いていました「ユリ」が。今日の「三角山」で二株目の「ユリ」です。写真に収めていると、後ろから来た登山者も可愛らしさに感動していました。

*帰宅してから調べてみたところ、北海道に生息している「ユリ」に「エゾスカシユリ」と「オニユリ」があります。「エゾスカシユリ」の花は上向きです。「オニユリ」は、下向きなのでよく似てはいますが花が幾分大きめでめしべが長すぎます。花の大きさ、色合い、付き具合(下向き)から、「タケシマユリ」では、と考えられますが定かではありません。

下山は「哲学の道」から「こぶし平」、そして「二人静の散歩道」との合流地点へ

【痛々しい「オオウバユリ」です】間もなく、数個の横向きに咲く白い大きな花を付けるはずでしたが。

引き返して下山です。「こぶし平」を過ぎると、季節柄間もなく開花するであろう、この辺りに群生している「オオウバユリ」を期待していました。けれども、又もやがっかりしてしまった「オオウバユリ」です。昨年もそうでしたが、刃物の跡がクッキリと残り見事に花株が切り採られています。わずかに小さな株の「オオウバユリ」の蕾が残ってるだけでした。何とかならないのでしょうか、盗掘。

【オオウバユリ】登山道に小さな一株が残っていました。先端に開花間近の蕾を付けています。

「二人静の散歩道」との合流地点から「宮の森」登山口へ

下から登ってくる小学生の集団でしょうか。狭い登山道を、懐かしい子供達の独特な声が響きます。オレンジ色の体育帽子を被った4~5年生と思われる20~30人の子供達。通り過ぎるまで片隅に佇み狭い登山道を開けていました。

口々に「おはようございます。」、「ありがとうございます。」と言いながら通り過ぎて行きます。「どこへ行くの?」と声を掛けてしまいました。「謎のところなんだって!」とニコニコしながら返答です。素直そうな子供達に、学級の微笑ましい雰囲気を感じてしまいました。

*今は、知らない大人から声を掛けられたら逃げようという時代です。それを承知で、あまりの素直さにつられ声を掛けてしまいました。大人の一人として反省です。

涼を求めて登りましたが、「ユリ」と可愛らしい「野イチゴ」そして元気な子供達に癒された「三角山」でした

「宮の森」登山口が近づいてきました。可愛らしい「野イチゴ」が実を付けています。勿論、木陰が続く登山道は涼しく爽やかでしたが、「ユリ」「野イチゴ」そして元気な子供達に逢えたことでこちらもより一層爽やかな「三角山」登山の一日となりました。

 

-日記
-, , , , , ,

Copyright© コマクサ|札幌円山近郊山登りとお勧めスイーツと雑記 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.