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日記

早朝の「円山」登山、日の出を山頂で!とはいかないまでも幻想的な街並みが

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6月は日の出が早く、午前3時半を過ぎると白々と夜が明け始めます。いつか山頂で日の出を、とはいかないまでも、日の出時刻に「円山」登山口へ向かいました。一度くらいは山頂で日の出を眺めてみたいものです。早朝にもかかわらずウオーキングをしている方がいて、人けに安堵しました。

早朝の「円山」山頂からの眺めを期待して

上りと下山は「八十八カ所観音像」登山口から

登山口には、早々と4台の自転車が駐輪していました。更に早い方々が山頂を目指しています。登山道脇に目をやると、初夏の植物が生い茂り山野草の花々には期待できないようですが、未だ元気いっぱいの「クルマバソウ」が群生し広がっています。

歩き始めると曇り空が好転し、木漏れ日が差し込んで来るようになりました。葉を広げ実を付けた「エンレイソウ」。この時季になると、笹より一際生長しているシダ類に目を見張るものがあります。

平坦な登山道に別れを告げ、裾野をジグザグに急登です。すっかり太陽が顔を出し、まぶしくてまともに顔を上げられなくなってきました。程なく山頂が見え隠れしています。

山頂はことのほか賑わいをみせていました

山頂から聞こえてくるのは、野鳥の囀りではなく楽しそうな話し声です。早朝登山の常連者なのでしょう。登山口に駐輪していた自転車がそれを物語っています。親しそうに4~5人で語らい中です。遠慮して下の方で休もうとしたら、お一人の方が「そこは頂上ではないから登ったことにならないよ。こちらへどうぞ。」と、促して下さいました。

霞んでいましたが、幻想的な街並みや十勝連峰の山々を見渡すことができました

おかげ様で霞んではいましたが、札幌の街並みや十勝連峰の山々を見渡すことができました。山頂からの見え方、自然のなせる技は毎朝違っているそうです。それを堪能するため早朝登山の魅力に惹かれているのでしょう。それを教えて下さったお一人の中高年男性登山者と話し込んでしまいました。

毎朝この時間に、「円山」山頂で過ごすのが日課と語っていました。学生時代から、北海道をはじめ本州の山々の本格的な登山をしたという山談義になり、気が付くと結構時間が経っていました。最近、身内や数人の友人以外第三者との交流は滅多にありませんので、珍しいことです。

上りで気になっていた花々を写真に撮りながら下山して

【ヒトリシズカ】葉の艶は薄れています。果期をむかえ花序が2~3㎝にもなり、淡緑色の果実を付けています。

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時折、何気なく顔を見せてくれる【エンレイソウ】

やっと頂上付近で見つけた数輪の【オドリコソウ】

チラホラと【コウライテンナンショウ】が存在感を示しています。

この登山道ではあまり見られない【オオウバユリ】

近くに針葉樹の大木は見られないのですが、あちらこちらで若々しい幼木が地面すれすれに枝を広げています。種が風に運ばれてきたのでしょう。

早朝登山では、山頂から眺められる景色が幻想的です

山頂で眺められた、朝靄の中の幻想的な街並みや十勝連峰の山々は今でも心に焼き付いています。日中の登山はそれでその良さが、そして、偶に意を決して早朝にチャレンジしてみると、頂上からの見え方は全く異なります。機会があったら?気が向いたら?早朝登山にチャレンジです。

 

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