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日記

「大通公園」界隈、初夏を物語る花々は「ライラック」から深紅色「ベニバナトチノキ」と黄色い「キングサリ」へと

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一斉にかぐわしい香りと色とりどりに魅了していた「ライラック」は、そろそろ花の時季を終えようとしている5月下旬です。

「大通公園」の「ライラック」

【ライラック】花弁の先が茶色みを帯び始めました。花弁が3弁の【ラッキーライラック】発見。良きことがありますように!

「ライラック」に替わり、初夏を物語る「ベニバナトチノキ」や「キングサリ」が美しい花を咲かせる頃となりました。「キングサリ」との最初の出会いでは、黄色い「藤」の花があるとは!と、驚いたり感動したり。調べてみたところ、どちらもマメ科落葉樹ですが「藤」は日本固有種で「キングサリ」はヨーロッパ中南部原産とわかりました。

「ベニバナトチノキ」と「キングサリ」が見られるのは限られた場所ですが

「ベニバナトチノキ」

「中島公園」に幼木が二本植えられています。何といっても「札幌龍谷学園高校」正門真向かいの北4条通り「ベニバナトチノキ」並木に勝る通りはないと思い、カメラに収めようと出かけてみました。全体の写真を撮り終わり、近くに寄って花そのものを撮ろうとしたところ?

カラスに襲われてしまいました

頭を軽く叩かれたような?カラスが低空飛行し飛び去りました。後ろからカラスに攻撃されたのです。続けざまに二度も!「何故?何もしていないよ!」と、心で叫んでも執拗に三度目を狙っています。透かさず物陰に走り、両手を頭上にかざしました。帽子を被っていたので大事には至らずでしたが、その後も低空飛行で周りを飛び交います。

この場を離れることにし、「ベニバナトチノキ」アップした花の写真はお預けとなりました。何故、この時期にカラスに襲われたのでしょうか。カラスの子育ては6月下旬から7月上旬とききますので、一月も早いような?顔を覚えられているのかもしれません。

早朝、「北海道知事公館」横をジョギング中に襲われた経験があり、そのコースを走るのは止めています。子育ての邪魔は勿論、顔を覚えられるような悪さはこれまでしていませんよ、カラスさん!止めて下さい!

そういう訳で、「ベニバナトチノキ」の花そのものの写真掲載は不可です。あの通りを歩くのも恐ろしくなりました。「北海道資料館」大通西11丁目、「北海道知事公館」、「北海道立近代美術館」近郊のウオーキングコースには原生林が多くカラスの生息地?でもあります。

書物で調べたところ、カラスは元来里山林に生息し、日中は餌あさりなど人里で活動するそうです。札幌は良きにつけ悪しきにつけ街中に原生林が多く、カラスにとっては打ってつけなのでしょう。夕方、山に帰る必要はありませんから。

日を改め、カラスがいないことを確かめて写真を撮ってきました

カラスに負けてはいられません。カラスの姿が見られないのを確認してから「ベニバナトチノキ」並木へ。上記のカラス騒動から二・三日日が経ち花は散り始めていましたが、青空に深紅の「ベニバナトチノキ」が映えていました。

○ベニバナトチノキ:ヨーロッパ原産、「西洋栃の木」(セイヨウトチノキ)と北アメリカ原産の「紅花栃の木」の交配種、花は円錐花序直立

比較する意味で「大通公園」の【トチノキ】です。樹齢はかなりのように思われます。

「キングサリ」

「札幌龍谷学園高校」の敷地内に「藤棚」とその横に「キングサリ」の大木がありますが、勝手に入ることにはためらいます。学校関係者の方がいらっしゃるとお願いすることもできるとは思いますが、不審者にはなりたくありませんので「キングサリ」の撮影は他を考えました。

「北海道立近代美術館」の近くの歩道脇に

「藤」のように花の房が垂れ下がって咲く「キングサリ」です。深紅の「ボケ」の花と競演です。季節がら「マイズルソウ」、「シャクヤク」、「ジャーマンアイリス」も綺麗です。

【キングサリ】最初に「キングサリ」に出会ったのは、三年前、「藤」が美しい「中島公園」を散策中でした。これまで見たこともない「黄色い藤の花」に衝撃を受けたのです。翌年には強風にあおられ枝の半分ほど枯れていました。昨年は何とか持ちこたえていましたが、今年はほんの僅かが生き延びているように思われました。植物の生命力に期待しています。

その後、街中を散策していると数本の「キングサリ」を発見しました。今では、花の時季に会える楽しみの一つとなっています。

【ボケ】

【マイズルソウ】花は終わり頃です。

【シャクヤク】

【ジャーマンアイリス】あまり見たことがない高貴な紫色の「ジャーマンアイリス」

○キングサリ:ヨーロッパ中南部原産、マメ科落葉樹、日本には明治初期に渡来、フジはつる性ですが、キングサリはつる性ではありません。

○フジ(藤):マメ科フジ属つる性落葉大木、日本固有種

比較する意味で「大通公園」の【藤棚】です。

ウオーキング中、珍しい草花や樹木に出会うと興味を覚えてしまいます。樹木の幹や葉で名称を唱えられるには限りがあり、区別がつきづらく未だ四苦八苦です。草花はやっと少しずつ覚えてきましたが、これも脳の活性化にひと役かっている現状です。

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