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日記

北海道では38年ぶりのフェルメール、来場者は3万人を突破「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」北海道立近代美術館にて

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「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」が「北海道立近代美術館」で開催されています。平日に訪れてみたところ人気の程を窺うことができました。当日券売り場には長い列ができています。幸い前売り券を購入していましたので、正解でした。

ドレスデン国立古典絵画館所蔵「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」2022.4.22(金)ー6.26(日) 北海道立近代美術館

17世紀オランダ美術界を代表するヨハネ・フェルメールの「窓辺で手紙を読む女」をはじめ約70点を展示しています。多くは庶民的な風俗や人物、風景といったモチーフを写実的に描いた作品です。「窓辺で手紙を読む女」は、何時ぞや上塗りされたキューピットの画中画の修復がなされ、修復後日本での公開は初めてとなるそうです。

「窓辺で手紙を読む女」では、隠されていたキューピットに浪漫を感じながら

展示場入り口では殆ど進まないほどの混みようで、列から一歩退いて遠巻きに鑑賞することにしました。北海道でフェルメール作品が見られるのは38年ぶりとか。5月18日付「北海道新聞」によると17日で来場者は3万人を突破したという記事が載っていました。広い会場の後方で、やっと「窓辺で手紙を読む女」の作品にたどり着きました。

ヨハネ・フェルメールの「窓辺で手紙を読む女」の修復作業について(ビデオ放映より、メモを取りました)

○1968年 絵の具サンプルの分析

○1979年 X線撮影

○2009年 赤外線反射写真撮影、顕微鏡による撮影、マイクロ蛍光X線分析といった科学的調査によって新たに判明された明るい色の壁の上塗りは、フェルメール自身ではあり得ないことが証明されました。

○2017年 修復が始まりました。

○2021年 修復完了

キューピットなしの方は「複製画」です。複製画は似ているようで矢張り複製画です。暫く佇んで比較してみたところカーテンの柔らかさや窓辺の風景、全体的な色調の微妙な違いがわかりました。下記の「絵はがき」では、右側がキューピットが上塗りされた画の複製品です。

*会場での写真撮影はできませんので、購入した「絵はがき」にてご了承ください。

70点のも展示がありましたが、メインは矢張りヨハネ・フェルメールの「窓辺で手紙を読む女」です。特に的を絞って記載致しました。

人気の程を窺うことはできますが

「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」と同時開催されている「日本画家 羽生輝 悠久の岬を望む」も観覧し、2時間近く経過していました。向こう側の「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」展示場入り口では、当日券を求める人波が耐えません。人気の程はわかりますが、コロナ禍でソーシャルディスタンスといわれています。

「北海道立近代美術館」の空調は行き届いているとはいえ、まだコロナ禍なのでそれなりの・・・。観覧される方は、入館時には手指の消毒をしマスク着用と常識のある行動を取っているとは思います。けれども、この混みようでは係の方が声かけをするとか、プラカードで示すとかがあっても良いのでは、と考えてしまいました。心配し過ぎでしょうか。

ゴールデンウイーク後、北海道では予想された程の感染者増にはなりませんでした。ワクチン接種やそれなりの免疫力効果が表れてきたと言われています。これからは一人一人の節度ある行動が大切なのかもしれません。三年目に入ったコロナ禍です。これまで、展覧会やコンサート等の人混みを避けてきましたが、自分自身の判断で行動していきます。

 

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