サクラの開花宣言後、忽ち街中の至る所が満開のサクラであふれています。大型連休を前にしたサクラ日和。この冬の大雪で道路状況が極めて悪く、暫く遠のいていた「中島公園」へ。雪解け後、久しぶりに足を向けてみました。目的は「お花見」、勿論散策しながらの「お花見」です。
「菖蒲ヶ池」の水面に写し出された「ウンリュウヤナギ」や「エゾヤマザクラ」
地下鉄南北線「中島公園」駅辺りから
地下鉄「中島公園」駅側の満開の「エゾヤマザクラ」と白樺が絶妙なコントラストを描いています。そこで思わず立ちすくんでしまったのは私だけではありません。静まり返った「菖蒲ヶ池」の水面には一羽の水鳥の姿はなく、一時のあの賑わいはどこへ行ってしまったのかと思わせるほどです。
「菖蒲ヶ池」の水面に揺れるもえぎ色の「ウンリュウヤナギ」、そして「エゾヤマザクラ」
もえぎ色の「ウンリュウヤナギ」の枝先が今にも「菖蒲ヶ池」の水面に届きそうに揺れています。「ウンリュウヤナギ」と「シダレヤナギ」は似ていますが、「ウンリュウヤナギ」のそれぞれの枝はねじれながら垂れ下がっているので、より一層風情を漂わせます。静寂の中で「和」の佇まいを魅せて。
【ウンリュウヤナギ】
【エゾヤマザクラ】
地下鉄南北線「幌平橋」駅辺りから
「幌平橋」駅近くの花壇には、春の花、チューリップ、スイセン、クリスマスローズ等が花を開き、まるで美しさを競い合っているかのようです。
ここから桜並木が続き多くの人たちが行き交いながら、時折足を止めカメラを向けています。殆どカメラ付きスマホ。誰にでも難しい操作もなく手軽に扱え、便利な世の中になったものとつくづく思うのです。自分を含めて。
「菖蒲ヶ池」を見下ろせる辺りから
「菖蒲ヶ池」を巡り水鳥の姿は全くないものと思いながら真下を見下ろすと、丁度二羽の「マガモ」が水面を漂っていました。つがいでしょう。
【マガモ】
【オシドリ】羽根や頭の模様が異なるもう一羽。よく見ると美しい雄の「オシドリ」です。此方の相方は？
春の息吹をまざまざとおぼえながら
「中島公園」の「菖蒲ヶ池」に写し出されたもえぎ色の「ウンリュウヤナギ」と「エゾヤマザクラ」に、春の息吹とこれからの活力を感じさせられました。
街中がサクラ色に彩られています
帰り道は、「中島公園」を北へ向かい「JR札幌駅」方面へ。「大通公園」4丁目、そして、11丁目「教育文化会館」や「北海道資料館」の満開の「エゾヤマサクラ」を足早に満喫しました。札幌の街中至る所が満開のサクラ、さくら色です。なんと贅沢なことかと思いながら、近場なのでこの辺りへも機会を捉えのんびりと訪れてみます。