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日記

2月下旬、春の日差しをたっぷり浴びながら「円山」に登ってきました

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2月は思わしくない天候の日が続き大雪にも見舞われました。ベランダのカーテンを開けると、下弦の月が美しく今日の日中は晴れ!を物語っています。どうやら気温は4月並の8℃まで上がるようです。重苦しかった冬から解放され、やっと春の兆しが感じられるようになりました。ここしばらく、滑りやすい歩道をウオーキングしていましたが、登山は無理ではないかと考え遠ざけていました。今日の日差しに誘われて気持を切り替え久し振りに「円山」登山です。

雪原に映える緑といえば笹ですが、それすら見えないほど雪深い「円山」へ

上りと下りは「動物園方面」登山口から

登山口へ続く「木道杉林」は一人がやっと通れるくらいの圧雪道です。横を流れる沢の両岸は覆い被さるように雪を抱き、橋桁から雪をのぞかせています。登山道へ続く階段が圧雪の坂道に変わり階段の面影すらありません。唯一緑色を保っていた笹は一段と降った雪の下になってしまったのでしょう。その面影すら見当たりません。

登山口の入口にさしかかった辺りの針葉樹の幹に幾つかの不思議な穴を見つけました。人が作為的に掘ったのか、野鳥の仕業なのか真新しい穴です。野鳥の巣にしてはおかしいと思いつつも、人のなせる技でしょうか。一面に続く雪面は、「宮沢賢治」の「雪わたり」に出てくるような「かたゆき」を連想させます。

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触ってみると、まだサラサラ状態ですが今日から気温が高め傾向が続き、夜半の冷え込みで「かたゆき」になるのも間近いのかもしれません。ちょっとした階段状急登地点があり、常時補助ロープが備わっています。けれども、階段は雪にすっかり覆われロープを伝わらないととても上れません。

細く下へ滑り落ちそうな登山道でしたので

ほどなく「円山」山際左側斜面を大きく廻る地点に出ました。ここからは丁度左右に住宅街を見渡すことができます。緩やかに右にカーブを上っていくと、二つ目のカーブに差し掛かります。野生動物の足跡数種類発見。斜面は左の谷側に沿って登山道が細く続き今にも転がり落ちそうな。

チェーンアイゼン付き登山靴なので、まさか滑り落ちることはないと思いつつ・・・。一月ぶりの「円山」登山に不安になってしまいました。無理は禁物、今日の久し振り「円山」登山はここまです。山は逃げていきませんので、次の機会に頂上を目指しましょう。

下山中、「クマゲラ」のトントンと木を突く音の方へカメラを向ける数人の登山者に出会いました。「クマゲラ」はかなり遠くにいるようで望遠レンズ越しです。前回の「円山」登山では肉眼でも捕らえるほど近かったのですが、遙か遠くからトントンと聞こえるだけです。

帰り路での清々しさ

毎日のようにウオーキングをしていたとはいえ街中でしたので、やはり自然の中に溶け込むのは格別です。大雪とコロナ禍で沈みがちだった心が一気に澄み渡りました、今日の青空のように。明日から弥生三月、暖かさが増しコロナ禍が少しでも落ち着きを取り戻していきますように。

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