コロナ禍で「蔓延防止・・・」、自粛生活が1月から二ヶ月あまり続いています。心身共にリフレッシュ、せめて旅の気分を味わってみようと「四国松山の物産と観光展」(さっぽろ東急百貨店)に出かけてみました。但し、あくまでも混み合っていたら止めるつもりです。デパート入り口では手指の消毒は勿論ですが、不織布マスクを二枚重ねにし念には念を入れて。
いで湯と俳句のまち、「四国松山」の名産品を
幸いにも開店時刻を過ぎたばかりの「さっぽろ東急百貨店」は閑散?としていました。「四国松山の物産と観光展」会場9階はさすがに混んでいるほどではなく一安心です。「四国松山」というと、道後温泉はさておき特産品として「じゃこ天」「一六タルト」「ちりめん」「いよかん」などが有名です。緑茶や蜂蜜、いりこなどもありました。結局、購入したのは馴染みのもので。
【一六タルト】イチゴ味、抹茶味等がありましたが、「一六タルト」といえばやはりゆず風味のプレーンを。
【とら焼】どら焼きならぬ「とら焼」。皮がトラ模様の「とら焼」です。餡こが格別に美味しくて。
【クルミーユ】
【いよかんマドレーヌ】いよかんそのものではなく、いよかん風味の「マドレーヌ」にしてみました。餡と生地がいよかん風味。
【坊っちゃんだんご】松山は夏目漱石「坊っちゃん」です。
製造者;株式会社一六 松山市東方町甲1076-1
宇和島の味 【天ぷら詰め合わせ】北海道も美味しい揚げ蒲鉾の名産地です。原料は主にスケソウダラのすり身が多いようです。揚げ蒲鉾を九州や四国では「天ぷら」というようで、一種類の魚を原料にするのではなく数種類を組み合わせるのが多いとか。じゃこ天の歯応えと噛む毎に深まる味が好きです。
【宇和島じゃこ天・宇和島身天・野菜天・ゴボ天・玉ねぎ天】
一枚のじゃこ天ができるまで
じゃこ天は愛媛県の特産品で、小さな小魚(雑魚ざこ)を原料とし『雑魚天』が転じて『じゃこ天』と呼ばれています。一匹ずつでは売り物にならない雑魚を活用したのが始まりです。季節毎の旬の魚を使用し、どの魚をどのくらい配合するかですり身の粘りや弾力に影響するので職人の技で決まります。
すり身はジャリジャリとした独特の口当たりが美味しさを左右する要素です。水晒しをしないので、魚の旨みが逃げず風味も残ります。石臼と杵ですり身を練り上げ品質の良いものを作り上げます。小判型に成型し菜種油で揚げます。じゃこ天独特の食感、揚げたてはフカフカで口に入れると魚の旨みが広がります。
400年近く続く宇和島地方のじゃこ天かまぼこづくり技法です。
製造者;愛媛 魚の宝庫 宇和海からの贈り物「安岡蒲鉾」宇和島市三間町中野中203
四国への旅を思い起こしてみました
四国へは二度訪れました。一度目は、教職に就いた最初の夏休みです。自身の給料で初めて一週間の長期旅行。やっとツアー旅が一般化してきた頃です。教職員向け共済組合員関係のツアーです。やっと飛行機利用が始まった頃でしたが、青函連絡船と列車を乗り継いぎ東京で他地方からの教職員旅行者と合流し一泊。
北海道から四国へは二日がかりで、宇高連絡船で四国へ。今考えると、このように旅をした時代があったのです。勿論、四国四県をまわり愛媛県へも立ち寄り、一六タルトをお土産に買いました。生まれて初めて夏の本州の蒸し暑さ体験で、帰道するや否やすっかり風邪を引いてしまいました。楽しかった思い出が半減した苦い思い出です。
二度目の四国へは愛媛県の砥部焼に魅せられ
二度目の四国へは贅沢にも山陽と四国をタクシーで廻るツアー。本四連絡橋を渡って瀬戸内海が綺麗でした。当時、旅をするとその地域名産陶器や磁器に興味を持っていて、旅先では気に入ったコーヒー茶碗を一セット自身のお土産にしていました。持ち歩く重さと帰ってからの置く場所を考え、日本酒は飲まないのに小さなぐい飲みに代わりました。愛媛県は白地に青色の模様が独特な砥部焼で、現在も愛用しています。
旅の再開を願いながら
1月には「岩手県物産展」(さっぽろ東急百貨店)がありました。物産展で垣間見ることができた旅の思い出です。二年以上も続いているコロナ禍が落ち着き、日常生活が取り戻せるようになった時には大好きな旅を再開させたいです。体力的に海外へは無理なので、日本各地の自然と温泉・古い町並みを巡りその良さを再認識できる旅をのんびりと・・・。先ず、JRで近隣在住の友人と交流から始めて、道内や道外への旅行へと。