昨年と同様にボランティア活動で書き初めの学習支援を依頼されました。これまで、コロナ禍での学習支援は主に学生ボランティアの方がオンラインで担っています。対面学習に拘りがあり、やむを得ず頼まれた場合のみお受けしています。最近、コロナ感染者は落ち着きをみせていますが、感染対策を講じたところでと考えていました。
新年にふさわしく書き初めお題は「新たな目標」
札幌駅近辺にテレワークなどでの貸室を備えたホテルがあります。そこで書き初め宿題学習支援を行うことになりました。中学生とは言えホテルで習字をしますので、辺りに墨を付けないように古新聞紙を持参し用意万端で行いました。
始めに「水でお習字半紙」で練習です
最近の文房具店には様々な新しい発想の文具が置いてあります。習字練習用の優れもの「水でお習字半紙」もその一つ。半紙は厚めで黒、赤、緑の三色入りです。①筆に水を含ませて色のついている方に書くと、色が変わります。②暫くすると書いた文字が乾いて消えていきます。③書いた文字が消えたらまた練習できます。と言うわけで何度も使用できるのです。
「新たな目標」、練習から清書へ
友人同士の男子中学生二人への学習支援です。二人揃って課題の手本を忘れてしまったというハプニングがあり、急遽拙い文字で朱書きしました。中学2年生の課題は行書です。楷書とは異なり文字に柔らかさが求められます。拙い朱書き文字を手本に、三枚の「水でお習字半紙」をやりくりしながら何とか練習終了。その後、学校で配布された書き初め用半紙に清書していきます。
幸い貸室にはホワイトボードが配置されていますので、書き上げた作品は掲示できます。自分自身で書き具合を確かめながら進められました。5枚書き上げ提出用を決めましたが、自分自身で満足できる作品が大切です。周りの評価も踏まえ納得したところで提出用の一枚を決めました。
「書き初めの宿題」提出用を
本人自身の評価と周りの評価が一致しました。新年にふさわしお題「新たな目標」に記名をし提出用完成。時間のめどをつけ、10分間の休憩を取りながら予定していた二時間で終了できました。内心ホットして胸をなで下ろしました。後片付けを素早く終え「書き初めの宿題」学習支援終了。
帰りがけにホテルを出ると、夕方5時近くでしたので早い日没に辺りのイルミネーションがキラキラと輝いていました。安堵した心と一緒でした。