DSC_5640

日記

初めて冬山に挑戦です、チェーンアイゼンを付け雪深い「円山」の頂を目指して

投稿日:

12月中旬の降雪は51㎝と例年を超えてしまいました。この雪と寒気は一気に押し寄せ、冬とは言え穏やかだった11月が嘘のようです。11月下旬に「円山」、12月上旬には「三角山」登山ができ今シーズン最終としていました。降雪のある冬に登山等とは考えてもいませんでした。

これまで北海道の「平山」や本州の「鳥海山」の夏山で、残雪がありアイゼンを付け登った経験はあります。しばれる冬に登山とは。今シーズンの晩秋に「藻岩山」で下山時ご一緒した女性が「冬の円山は全然大丈夫。」と語っていたのが頭の片隅にあり、一度挑戦してみようと密かに考えていたのです。

脱着式チェーンアイゼンを購入し用意万端、冬山へ行こう!

昨日、「mont-bell」で登山靴に装着するチェーンアイゼンを買ってしまいました。アイゼンも進化していて数十年前のものとは異なり軽くて機能的になっています。女店員さんの説明をうかがっていると、考えていたより少々高め?のアイゼンになってしまいました。部分的に土踏まずに装着するものもありましたが、靴底全体に突起部分が装着するものです。値段ではなく、年齢的にも技術的にも安全第一に考え身を守ってくれそうなアイゼンに決めました。何せ初めての冬山ですから。

登山口付近でチェーンアイゼンを装着して

登り始める前にベンチを見つけチェーンアイゼンを装着してみました。昨日、女店員さんが「装着の練習をしてみますか?」と言って下さったのに「靴を履くようにすると良いのですよね。」と楽観視してしまったのです。靴を履いたままでは思うようにいかず、靴を脱いで行ってみても要領が悪いのか難儀してしまいました。こんなはずではなかったのに。まあなんとかやっと装着完了です。

上りと下りは「動物園方面」登山口から

「林道杉林」はやっと人一人が歩ける程度の雪道がついていました。登山道はどうでしょうか。同様な雪道が続いています。初めて挑戦する冬山に期待と不安が交叉しします。無理はしなで行けるところまで行ってみよう、と自分に言い聞かせながら進みました。幸い、装着に難儀したとは言えチェーンアイゼンのおかげで上り坂もスムーズです。心なし不安が期待へ変化していきました。真っ白な雪原に笹の葉がひょっこり見え隠れし存在感を示しています。

時折、下山してくる登山者に出会います。狭い登山道、挨拶を交わし譲り合いながら進みました。同じ「mont-bell」製チェーンアイゼンの登山者発見です。やっぱりと言う気持ちです。冬山は夏山より体力を消耗していくのが分かります。どうしよう、さてこの辺りでやめにしようか。まだ大丈夫かなと自問自答を繰り返していると、真っ白な雪と青空に励まされ元気を取り戻しました。

初冬山に登頂

頂上付近に御堂があります。その赤い屋根が見え隠れし始めました。夏山の倍近い時間を要してしまった「円山」登山です。冬山に初登頂できました。何とかなるものです。頂上では、空の青さがより一層際立って見えました。

下山時は特に気をつけなければ

上りはなんとかクリアできましたが、下山が要注意です。慎重に慎重にと言い聞かせながらの下山です。チェーンアイゼンのおかげで考えていたより軽快に、足を取られることもなく登山口にたどり着くことができました。案ずるより産むが易し。ベンチを見つけチェーンアイゼンを取り外しました。正直装着したまま歩きたいところですが、ロードヒーティングされている歩道もありますので。

晴天に恵まれた日がありましたら、無理をせずマイペースで

帰宅してから、改めて登山靴のサイズを確かめたところ大きめサイズを購入していたことがわかりました。今頃気づき大いに反省です。チェーンアイゼンを一回り大きめMサイズにしておく必要があったのです。後悔しても返品は既に不可、慌て者この上なし。まあ、仕方ありません。。

今年2021年は残すところ僅かとなってしまいました。年が明け今日のように晴天に恵まれ穏やかな日に、無理をせずマイペースで冬山登山に挑戦してみたいです。年末、数年に一度と言われているクリスマス寒波が日本列島に流れ込み暫く居座りそうです。本格的な冬・・・。

-日記
-, ,

Copyright© コマクサ|札幌円山近郊山登りとお勧めスイーツと雑記 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.