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日記

楽しく美味しく幸せになるように、バターたっぷり!「フィンランド」の家庭料理とデザート

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「道民カレッジ」の講座はオンラインが多く、実際に対面で受講できる講座が少ない中の「フィンランドの食文化と乳製品」でした。24名の人数制限があり、電話予約制です。約2週間前に予約日時が指定され、当日早速電話したところ話し中でなかな繋がりませんでした。

やっと繋がると、電話の向こうで係の方が恐縮しておりました。それ程大人気の講座「シンプルなフィンランド料理の魅力を知り、乳製品の新しい美味しさに出会えるセミナー」とは?

牛乳・乳製品セミナー「フィンランドの食文化と乳製品」

共催 よつ葉乳業株式会社、札幌消費者協会 「Lプラザ」食材研究室にて

~楽しく美味しく幸せになるように~

入室すると、1テーブルが4人がけで6テーブルありました。24名の人数制限で納得です。勿論、アクリル板が設置されコロナ対策はしっかりなされています。フィンランドから留学している北大大学院生2名の方が講師です。女性の方は日本在住6年目、男性の方は2019年から留学していてコロナ禍でそのまま帰国出来ずに。お二人とも驚くほど日本語が堪能です。

サーモンキャセロール 

○材料(3人分)サーモン 350㌘、ジャガイモ 600㌘、バター20㌘、玉ねぎ 中1.5個、生クリーム 100mL、卵 2個、レモン 1/2個、ディル 少量、塩と胡椒 適量(お好みで)

<仕上げ用>溶かしバター 50㌘、レモン 1/2個

○前準備

・サーモンに塩をふり、最低2時間ねかす。

・ジャガイモは皮付きのまま洗ってから硬めに茹で、ある程度冷えてから5mm程度にスライスする。

(フィンランドではジャガイモは6月になると収穫でき、日本の新ジャガに相当します。皮が厚いので剥かずに茹でます。)

・玉ねぎは半分に切り、繊維に逆らって5mm程度にスライスし、バターで透明になるまで炒める。(*バターは結構多めのように思われました。「お好みで」と、大らかにおしゃっていて!)

・ディル(フィンランドのハーブで、日本では乾燥したものが売られています。)の根元を切る。

・レモンはソース用におろし器で皮をすりおろす。

・オープンを180°に予熱する。

・パイレックス鍋にクッキングシート2枚を十字に敷く。

○作り方

1.ソースを作る。 ボールに卵、生クリーム、すりおろしレモンの皮、塩、胡椒を入れ泡立て器で混ぜる。

2.パイレックス鍋に材料を並べ入れる。 半量のジャガイモ、サーモン、炒め玉ねぎをその都度ソースを掛けながら丁寧に敷いていく。最後に残りのジャガイモを重ねソース全てを入れる。

3.オープンで焼く。 中段で180℃ 45分。

4.焼き上がったら程よく冷まし、切り分ける。

5.輪切りにしたレモン、溶かしバターと一緒に添える。(*ここでもバターです。)

オートミールと焼きリンゴ

○材料(4人分)バター 250㌘、リンゴ 3個、バニラ糖 大さじ2(砂糖とバニラエッセンスでも可)、シナモン 小さじ3,黒砂糖 250cc、オートミール 800cc、バニラアイス 適量(ホイップクリームでも可)

○作り方

1.オープンを200℃に予熱する。

2.大きめの鍋でバターを弱火で溶かす。(*250㌘というと一箱丸ごとです。びっくり!)

3.リンゴは皮を剥き1㎝角のさいの目にする。(フィンランドで市販されているリンゴはEUから輸入され、小ぶりで量り売りされています。1㎏ 120~130円くらいで安い。日本では一個200円もするので、つい大きめを選んでしまいます。野菜や果物は全て量り売りされていて、必要な量だけ買うことができます。)

4.リンゴをパイ皿(内径24㎝)にいれ、バニラ砂糖とシナモンを振りかけて混ぜる。

5.2.の鍋に黒砂糖とオートミールを入れ混ぜ、4.にのせる。

6.オープン200℃で25~30分焼く。表面がきつね色になったらアルミホイルで覆う。

7.盛り付けて、バニラアイスかホイップクリームとレモンの薄切りを添える。

「フィンランド」について 焼き上がるまでスクリーンにて

「フィンランド共和国」として1917年に旧ソ連から独立。羽田空港から8~9時間。人口553万人(北海道の人口と同じくらいです。)ムーミンの世界で有名。国土の7割が森林で19万の湖。キノコやベリーを摘むのは自由。(ここが幸福感に繋がっているのかもしれません。)世界幸福度ランキング 2018年から4年連続一位(悲しいかな日本は「56位」とのことです。)

食生活に乳製品が多く、年間消費量は世界一位。一日に一人当たり1.2Lの牛乳を摂取。

フィンランドの知恵を学んでみましょう

朝食には、 ○お粥 オートミールを水で炊いてグランベリーやイチゴをのせてたもの。牛乳と米でミルク粥等。○カレリアパイ ライ麦 ○ライ麦100%パン バターやチーズでサンドイッチに ○カラクッコ

おやつには、○タルニアッチ 日本人にとっては特別な味?で、ゴムを噛んでいるようです。塩化アンモニウムを使用していて、風邪薬に似ている?他の北欧諸国、デンマークやオランダでも食されている。

8時間の勤務中に2回の休憩タイムがあり、「休憩しましょう」=「コーヒーを飲みましょう」。とにかくコーヒー好きで、シナモンロールや菓子パンと一緒に飲むことが多い。

フィンランドのクリスマス クリスマスケーキに生クリームの文化はなくシンプルなパウンドケーキやクリスマスパイ等。

お話を伺っている間に焼き上がり、ホットミルク付き試食タイムです

Hyvaaruokahalua!ヒューバー ルオハカルヤ(フィンランド語で、「頂きます」の意です。)

「サーモンキャセロール」は優しい味です。素材そのものの味を大切に塩分控えめ。「オートミールと焼きリンゴ」は黒砂糖に信じられないほどタップリのバター入りでしたが、オートミールのパリパリ感にアイスクリームがマッチしていて美味しかったです。適度に噛む行為は大切です。

総じてバターが有塩のため、あえて塩分を加えず控えめでした。朝食のお粥にも塩分的な食品はとっていないようです。生野菜も殆どありませんが、ミネラル分は他から摂取するのでしょう。小麦粉の使用はなくミネラル豊富なオートミールやライ麦です。北国に暮らす道民にとっては、冬の寒さに耐えるための脂肪・バターたっぷり生活は参考になりました。ミネラル豊富なライ麦パンやオートミール等も。

「シンプルなフィンランド料理の魅力を知り、乳製品の新しい美味しさに出会えるセミナー」を受講して

日本の料理は、レジメに沿って大さじ○杯とか○㌘と緻密です。今回もその様に表現されていますが、実際にはかなり大雑把で大胆でした。「まあ、お好みでどうぞ。」が多くて細かなことには拘らないというフィンランドの方のおおらかさを感じました。どうも日本人はお国柄なのか細やかすぎる面がありますが、良きにつけ悪しきにつけ時には大胆さも必要です。

講座開始時に「この講座で、フィンランドの家庭料理から楽しく美味しく幸せになるようにを、学びましょう。」というお話がありました。成るほど穏やかなお二人のフィンランドの方、そして札幌消費者協会の方々に気持ちが和らぎました。講座修了後、アンケートに記入してお土産まで頂き恐縮しております。バターが予想以上にたっぷりでしたので、日頃脂分に弱い身にとってはお腹の調子が心配でしたが無用でした。

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