「新型コロナウイルス感染症」が少し落ち着きをみせ、公共施設での催し物がやっと再開されました。10月1日、「道民カレッジ」への申し込みをしてみました。「道民カレッジ」では北海道を一つのキャンパスにして、学びたい講座や会場を選び自分に合った学習計画を立て学ぶことができます。
卒業はありませんが、一定の単位になると称号などが取得できます。称号の取得等は後から付いてくるものなので拘らずに、興味のある講座を受けてみることにしました。入学は無料ですが、講座によって有料か無料かは異なります。
北海道の歴史系の講座を選択してみました
「かでる2.7」(北2条西7丁目)に事務局があり講座会場が多く設定されています。申し込みを済ませ、早速北海道の歴史系の講座を選択してみました。暫く閉館していた「かでる2.7」には、人の出入りが多く活気を感じさせます。入口付近のハロウィン飾りがお出迎えしてくれました。
「北海道史を学ぶ会」と「北海道史を学ぶ会」
今日受講する講座は「北海道史を学ぶ会」です。教室となる10階にたどり着くと、それぞれの講座毎に受講生が開始を待っている様子が廊下越しに窺えます。「北海道史を学ぶ会」は予定時刻20分前というのに受講者で満席状態でした。満席と言っても間を空けて一人おきに座ります。6月からずっと休講していましたので待ち焦がれていたのでしょう。担当の講師先生と挨拶を交わして資料を頂きました。
これから10~11月には毎週水曜日に「北海道史を学ぶ会」を、10~12月間に5回「北の歴史塾」を受講します。
講師先生のプロフィール
森山祐吾:1940年生まれ。オホーツク管内雄武町 中央大学卒 北海道史研究家、ノンフィクション作家、受賞歴 北海道ノンフィクション賞
「北海道史を学ぶ会」①を受講して
数年にわたって続けられている講座の途中からの受講でした。函館や札幌には、江戸時代から幕府関係の役人や民間人が調査に入り徐々に開拓が進められてきました。札幌は豊かな水資源の畑作への利便性、北前船で小樽へ運ばれてくる物資の輸送等と優位な条件が整っていたようです。
その開拓の中で初めて知る農民や役人名。北海道の開拓は開拓使が置かれるようになった明治からではなかったようです。これまで教科書上では、開拓使が置かれアメリカ人ケプロンらの指導の下に黒田清隆等が・・・、と学んできたのですが。
北海道の歴史について学んでみようと考えた訳は
札幌市に住むようになり数年経ちます。子供の頃、札幌に親戚がいてたまに訪れていましたが、まさか住むようになるとは。「円山」や「藻岩山」は原始林に指定されていること、ウオーキングしている範囲の中でも様々な歴史的建造物に遭遇すること、石造りであったり木造建造物であったり。以前住んでいたところで目にすることは殆どありませんでした。
「札幌の歴史を学ぶ」と同時に「北海道の歴史を学ぶ」ことができます。北海道は手付かずの自然がいっぱいで魅力的なところですが、それ以外の魅力もあるはずです。更に見逃していけないこととして、北海道に元々定住していたアイヌの人達との関わりです。深い歴史が刻まれているのではと思われますが、機会があれば他の講座で学びたいと思います。差別や偏見につながっていったのではないかと思われるのです。