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日記

初冠雪の便りが届く中、ヤマブドウの葉が真っ赤に色づいた「藻岩山」に登ってきました

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明け方、雨が降っていたと思えば日中は晴れ、快晴かと思いきや突然の雨と予想が覆される秋の空です。チャンスを待っていても仕方がありませんので、行動に移し「藻岩山」に登ることにしました。若干岩場歩きがある「藻岩山」は、先日購入した新しい靴のお試しにはうってつけです。

秋の深まりの中で、「藻岩山」の紅葉を楽しみに

「慈啓会病院」登山口へ向かって緩やかな上り坂を進んでいると、病院のビルの合間からのぞく「藻岩山」の紅葉が映えて美しい。「藻岩山」、山自体の紅葉はどの位進んでいるのでしょうか。心が弾んできます。雨がちだった天候の名残で登山道は所々湿りがちですが、本格的に降霜してしまうとこれどころではありません。

「慈啓会病院」登山口から

先日のBSテレビ番組「吉田類の日本百低山」で話題になっていた古木巨樹、その根元が落ち葉で覆い尽くされさすがにご長寿の貫禄いっぱい。アーチ型に枝が絡んでいる樹木は黄葉です。遙か向こうの方に一際赤く目立っているのは色づいたヤマブドウの葉。

スキーリフト跡から

なだらかな登山道から一気に高度を増していく階段状の登山道。「ここは嫌い何だけど。」と心の中でつぶやいていると、登りきったところでふと和ませてくれる「ヤマアジサイ」。この時季の花といえば盛りを終えた「ヤマアジサイ」だけのようです。微妙な紫と青をミックスさせ何とも言えない色合いです。

【ヤマアジサイ】

馬の背から

もうわずかで頂上です、休んではいられません。高度を増して来ると遙か遠くに見えていた「ヤマブドウ」の紅葉が目の前や足下で見られるようになってきました。岩場に差し掛かると新しい靴に違和感はなくいたって良好。頂上はあとわずかです、もうひと頑張り。

頂上にて

春先や夏場、頂上から遙か遠くを眺めると霞んでいた山々。それに比べると石狩や小樽の海方面は霞んでいることはないので、距離的が近いからでしょうか。今日の山々は360度どこまでも見せてくれます。暑寒別岳から増毛連山方面、芦別岳や夕張岳、大雪山連峰、そして日高山脈等。紋別岳や樽前山、恵庭岳、頂上が平坦な空沼岳と懐かしさが蘇ります。

大雪山系では旭岳が例年より遅く初冠雪とか。続いて利尻山、斜里岳、十勝岳も初冠雪とのことです。北海道の山々は一足先に冬を先取りする季節となりました。そんな思いを巡らしながら佇んでいた「藻岩山」頂上展望台です。

「藻岩山」頂上展望台で、まさかのドローン試験飛行?

遠くの景色に浸っていると、展望台から数人の消防職員がドローンを飛ばしているのです。何かの実験でしょうか。それともただ単にドローンの飛び具合を調べているだけなのでしょうか。地上では周囲のビル群に遮断されますが、「藻岩山」の頂上からでは遮るものが全くありません。カラスたちがドローンを追いかける滑稽なシーンもあり見入っていました。

写真に撮ってもとがめられませんでしたので、試験的に飛ばしていたのでしょうか。暫く眺めていると、飛ばし終わった後のドローンをポキポキと分解しています。黒いケースに納め始めその中にすっかり納まりきったのです。まさか、ドローンが分解でき旅行用スーツケース風なものに納まるとは。街中で持ち歩いてもまさかドローンが入っているとは誰も想像つかないでしょう。単なる旅行者くらいにしか思えないでしょう。

火事現場でドローンを使用するための実験だったのでしょうが、海外では頻繁に山火事が起きています。そのような場合には活躍できるのかもしれません。実際にそのような機会が訪れないことを祈ります。

「自然遊歩道」を下山して

秋を身近に堪能できる「自然遊歩道」から下山しました。

【ノブドウ】ブドウ科ノブドウ属 何とも味わい深い色の実を付けています。薄緑、黄緑、薄紫・・・。

【コウライテンナンショウ】笹の茂みに隠れるようにして実を付けた一株を発見。赤い色が目を引いて。

ヤマアジサイだけしか見られないと思っていたら、足下にかわいらしい花を見つけました。新しい靴のお試し「藻岩山」登山は良好でした。今月いっぱい登山は可能なのです。降霜の前に後1・2度来てみたいものです。紅葉はより一層進んでいることでしょう。この日、「藻岩山」旭山公園登山口では三頭の親子熊出没騒動があり公園そのものが閉ざされてしまいました。「慈啓会病院」登山口から登り良かったと、胸をなで下ろしました。

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