今日、8月23日は冬至から三分の二後の二十四節気の一つ「処暑」です。暑さはひと段落といったところでしょうか。朝夕は涼しさえ感じられるようになりました。街中へ出かけたその足で「中島公園」を訪れてみました。秋の気配を感じることができるかもしれません。
池の水面に映し出された「ヤマモミジ」が美しく
天候に恵まれ過ごし安い日差しの元、キャンパスに絵を描いている人達があちらこちらに見られます。何気なく近づいてみると、水彩画や油絵でそれぞれ樹木・菖蒲池などをお好みで。ただ散歩をするだけではなく、このような過ごし方や自然の捉え方もあるです。
「日本庭園」
まず大好きな「日本庭園」へ。入口付近に秋の花「キキョウ」を見つけました。一度、中を眺めたいと思っていた「八窓庵」はコロナ禍のため入ることはできません。ゆっくり巡っていると早くも紅葉した枝とまだ緑色の葉を蓄えた枝、両方が一株に見られる「ヤマモミジ」。水面に写る姿がはっと息をのむように美しい。
「菖蒲池」
池を巡っていて、思わずふと足を止めてしまいました。その地点でしか見ることができない「逆さ富士」ならぬ「紅葉逆さモミジ」なのです。その地点に真っ正面に立たないと見られない「紅葉逆さモミジ」。試しに数歩足をずらしてみところ、普通の水面にしか見えません。丁度、時間的に太陽の位置と波が殆ど無い水面の静けさ等の条件が重なっているのでしょう。勿論、それを眺める位置も同様に、偶然のなす技で。
「中島公園」で見つけた二種類の「キキョウ」
秋の花「キキョウ」が咲いています。早い紅葉と「キキョウ」の花に「中島公園」には秋を感じさせる自然の営みがありました。
【キキョウ】キキョウ科キキョウ属、原産国 日本、中国、東アジア
【ハタザオキキョウ】キキョウ科ホタルブクロ属、ヨーロッパ原産の帰化植物、茎にびっしり花を付ける。その姿が旗竿になびいている旗になぞらえ「ハタザオキキョウ」と命名されたそうです。小さい花がスズランのように繋がって咲いています。上記の「キキョウ」とは「属」が異なりますが、薄紫色の優しい花です。
「中島公園」はそっと秋の気配を
秋の花「キキョウ」、そして水面に美しく写し出された「紅葉逆さモミジ」に秋の気配をそっと感じることができた「中島公園」でした。