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日記

「マムシグサ」(コウライテンナンショウ)名前にマムシがついていますが襲いかかって?はきません

投稿日:2021年7月11日 更新日:

雪解けが進み登山シーズンを迎えると、徒歩圏内で札幌近郊の低山を巡を巡っています。山々には先を争うように山野草が咲き始めます。可憐な「ニリンソウ」や「クルマバソウ」、「エンレイソウ」「エゾエンゴサク」。そして滅多にお目にかかることのできない「アズマイチゲ」や「シラネアオイ」。

その中にふと不思議な迷彩柄の茎をした植物がありました。一際印象に残った「マムシグサ」(コウライテンナンショウ)。群生しているわけではなく意識しないと見過ごされてしまいそうな「マムシグサ」(コウライテンナンショウ)です。ここ2~3年春から秋の変化に気をつけて観察していると飽きさせないもです。

採取するではではなくあくまでも写真に撮るだけの観察です。近郊の山、「三角山」「藻岩山」「円山」の「マムシグサ」(コウライテンナンショウ)を今シーズン撮った写真でまとめてみました。

「三角山」の「マムシグサ」(コウライテンナンショウ)

6月30日「こぶし平」から「宮の森」登山口へ向かう登山道。雄株と実を付けている雌株。

6月11日

5月20日

9月20日 「二人静の散歩道」にて

「藻岩山」の「マムシグサ」(コウライテンナンショウ)

6月7日「マムシグサ」の名の如くまるでマムシです。

 

「円山」の「マムシグサ」(コウライテンナンショウ)

5月24日「動物園方面」登山口へ向かう「杉林木道」すぐ脇の「マムシグサ」です。よく見ると綺麗な縞模様がありす。

5月26日 シダの真ん中から顔を出して、まるでシダを従えているようです。

6月28日

「動物園方面」登山口への杉林木道左右に見られましたが、この一本だけになってしまったような?「マムシグサ」です。「円山」登山口周辺でテッペンに実がきているのを見つけました。直径3~4㎝くらいで緑色の粒々の塊?です。上記の様に他のところにもあったはずなのですが、なぜかこの一株しか見当たりませんでした。夏草で覆われ、探し方が悪いのかもしれません。

「マムシグサ」(コウライテンナンショウ)について調べてみました

サトイモ科テンナンショウ属、多年草、有毒

北海道から九州にかけて広く分布する。春に地下の球根から茎を伸ばし2枚の葉と仏炎苞を形成。その中に花序がある。名称は茎が紫褐色で模様がマムシに似ていることから。高さは50~100㎝。秋田県では「ヘビバッコ」と呼ばれている。

雌雄異株。晩春に花茎を直立させ開花する。苞(仏炎苞)は紫色に近く白線がある。緑色のものは「アオマムシグサ」。花期は4~6月。果実は秋に橙色から赤色に熟しトウモロコシに似た形状。

札幌近郊の「マムシグサ」(コウライテンナンショウ)は、苞(仏炎苞)が緑色なので「アオマムシグサ」に分類されるようです。さらに、高さは50~100㎝とありますがせいぜい30~50㎝くらいです。名称の「マムシ」は花の形ではなく、茎の迷彩柄から付けられたことがわかりました。

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