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日記

「藻岩山」が、『吉田類 日本百低山(NHKBSP)』で放映されました

投稿日:2021年7月6日 更新日:

「藻岩山」が「吉田類 日本百低山(NHKBS7月5日19:00~19:30)」で全国放送されました。この時間帯には「日本百名山」が放映されていますので驚きです。登山道に咲いている花々の様子から5月中旬頃に撮影されたのでは、と思われます。

北海道開拓当時、先人達の努力によって伐採されずに巨木が茂る「藻岩山」

「吉田類」さんのイメージとしては居酒屋系ですが

「吉田類」さんはテレビでは居酒屋系の番組の人というとイメージが強く、登山をなさるとは意外でした。渓流釣りに端を発して、ヤマベからイワナそしてイトウへとアップする中で北海道へ、となったそうです。そして、本宅かどうか定かではありませんが札幌に居を構えているそうです。ですから、年に何度も登られ「藻岩山」には非常にお詳しいです。残念ながら個人的には山中でまだお会いしたことはありません。

北海道開拓150年に沿った「藻岩山」の歴史は

さて、番組の中で明治時代から続く北海道開拓150年に沿って「藻岩山」の歴史を専門家の方が話されています。明治新政府の元、未開の地だった札幌を北海道の中心地にするため、樹木の伐採が進んでいきました。明治3年に切られ始め街中には樹木が1本も無くなりました。現在、通りの至る所に並木道が続いていますが、それは計画的に植えられたからなのでしょう。

当時、訪れていたアメリカの学者チャールズサージェントが「藻岩山」は貴重な植生を有する珍しい山である事を論文で発表しました。切られ始めた「藻岩山」の巨木はその後、大正10年宮部金吾らの努力により「天然記念物」に指定され、現在は人口200万人都市に身近な山として君臨しています。自然を愛する先人達に愛された「藻岩山」。

「慈啓会病院登山道」から頂上へ続く「観音像」

「藻岩山」登山道(慈啓会病院登山道)には頂上に至るまで33の「観音像」が続きます。明治18年浄土宗のお寺の方が参道として整備したのが、現在の登山道です。それで西国の33像に肖った「観音像」が並んでいます。

番組の中で映し出された山野草

番組で紹介された山野草は、5月の「藻岩山」で撮影した写真です。それを掲載してみました。

【ヒトリシズカ】

【フデリンドウ】登山道でたった一輪、咲いていました。

【ニリンソウ、ミドリニリンソウ】花びらが緑色をしている「ミドリニリンソウ」には、まだ遇えていません。「ニリンソウ」自体、珍しいそうです。

【シラネアオイ】高山植物で本州では標高の高い山でしか見ることはできません。北海道なので標高531メートルの「藻岩山」に生息しています。

北海道開拓当時の先人達の自然を愛する思いが150年後の現在に生かされてる「藻岩山」。感慨深いものがあります。

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