この5月の雨天日は統計上、二番目に多かったそうです。「五月晴れ」はどこかへ行ってしっまたような日々でした。6月に入り晴天の日が続きます。これから一週間の天気予報ではお天気マークが並び嬉しくなってしまいます。
山野草と「サンショウウオ」のオタマジャクシに遭えた「藻岩山」山麓散策
さて、現在、「藻岩山」ロープウェイは緊急事態宣言で運休中です。「藻岩山」ロープウェイ入り口付近に「札幌平和塔」への登山道入り口があります。登山と言うほどではありませんが、「藻岩山」裾野の緩やかな九十九折りを上っていくと巨大な白亜の「札幌平和塔」へたどり着くことができます。
登山道の傾斜は緩やかですが、岩や石がゴロゴロしていて足場はあまりよくありません。木漏れ日の中をのんびりと登っていくと短時間で巨大な白亜の「札幌平和塔」直下へ。ところが、側近くまで行くには急な石段があり上りより下る時の方が、急勾配であることがわかります。
湧き水が水源の小さな池に「サンショウウオ」のオタマジャクシが
巨大な白亜の「札幌平和塔」の後ろ側に廻ってみたところ、小さな池がありました。湧き水が水源のようです。「サンショウウオ」の説明書きがあるので、池の中を覗き込むと無数のオタマジャクシが泳いでします。枯れ葉で水面が覆い尽くされ、黒い動きで数匹その間からのぞいているのがわかります。除けるとよく見ることができたのかもしれませんが自然のままが良いのでそれは御法度。
カエルのオタマジャクシとは少し様相が異なっています。そろそろ手足が?出そうな。「エゾサンショウウオ」なのでしょうか。オタマジャクシの様子は残念ながらスマホカメラではこれ以上アップで撮すことはできませんでした。
毎日のようにこの辺りを散策しているという女性が教えて下さいました
3月末に卵が見られ今はふ化しオタマジャクシになっていて、あと一月くらいすると変身し?池から卒業です。山のどこかへ行ってしまうのだそうです。両生類ですから、水陸両用?
「エゾサンショウウオ」について調べてみました
サンショウウオ科サンショウウオ属エゾサンショウウオ 両生類
雪解け後の3月末から産卵、4月~7月幼生(オタマジャクシ)
卵生(殻なし)ゼリーはらせんを描くひも状、幼生(オタマジャクシ)はバランサーをもちカエルのオタマジャクシとは違いがある。えら呼吸をする。水中で成長した後、変態し陸上へと生活の場を移す。秋に成体となって上陸。草地や森林に生息する。冬は冬眠。
親(成体)は水中と陸上(水辺)で生活する。肺呼吸だが皮膚でも補って呼吸を行う。皮膚は湿っている。
「慈啓会病院」登山口からの登山道に見つけた花たちで
下山しながら花を眺めました。登山道には、「クルマバソウ」「エンレイソウ」「ヒトリシズカ」等、「慈啓会病院」登山口から登った時と同様な植物が見られます。たった一株ですが「マムシグサ」も。「マムシグサくん、君もいたね。」と、思わず声を掛けました。
帰り道、「札幌平和塔」管理事務所正門横に「キングサリ」が
「札幌平和塔」管理事務所正門横に一本の「キングサリ」の木を発見です。珍しいと思いながら、最近街中で数本発見しています。葉だけになってしまうと見分けがつかなくなってしまいます。黄色い花を付けている今の時季にしか気づかないのかもしれません。
「藻岩山」登山では山野草ばかりに関心が向いてしまいます。何気なく山麓を散策してみると、湧き水に思わぬ生き物「エゾサンショウウオ」の幼生(オタマジャクシ)が生息していました。