夕方のローカルニュースで「ミニチュアライフ展 田中達也 見立ての世界2」について放映されていた。数年前のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ひよっこ」のタイトルバック画面に流れていたあのミニチュア。日常何の気なしに使っている小物を思いつかないような楽しい場面に表し、そこにミニチュアな人物が描かれている作品だ。
早速、全く久しぶりに大丸札幌店へ出かけてみた。「大丸札幌店はこれまで地元は勿論、外国人観光客に大人気のデパートだった。」と、過去形になってしまう。「ミニチュアライフ展 田中達也 見立ての世界2」が開催されている7階へエスカレーターで向かう。大丸札幌店のエスカレーターは昇降を同じ方向から利用できるので便利。大方逆向きを利用したい場合のエスカレーターは、反対方向へ移動しなければならないのが殆どだが。
7階の開催場へ。入場料は大丸カードをアプリに登録すると割引価格になるとのこと。そのままの入場料で良いと思っていたのだが、丁寧に説明を受け登録することにした。私にとっては一仕事で、ご迷惑を掛けながら利用させて頂いた。
「ミニチュアライフ展 田中達也 見立ての世界2」10月14日→11月1日大丸札幌店7階ホール 見なれたモノが、見たことがない世界へ。
日本初公開となる作品を含め、約120点の写真作品と約50点の実物ミニチュア作品が展示されている。日常の何気ない小物とミニチュア人形の組み合わせがユニークでそのタイトルがまたユーモアを交え楽しい。
田中達也:1981年 熊本県生まれ 鹿児島大学教育学部卒 ミニチュア写真家、見立て作家 日用品とジオラマ用人形をモチーフに日常品を別なものに見立てたアートをインターネットで配信。国内や海外で人気。
撮影可能な写真やミニチュアが殆どなので、期待しながら入場した。括弧書きになっているところは私のメモ書きが悪く題名がはっきりしていない箇所でありお詫び致します。
(ブロッコリー?)
入場してすぐの入り口付近に展示されていたので、「これでした。」という気分で題名を見逃す。樹木の下に佇むイメージにぴったり。
稲刈ったので?
稲刈りそのもの、歯ブラシが。
季節の衣替え
ボタンの色で葉の四季の変化を表して。
掘っても掘っても止まらない食欲
ポテトチップスは一度食べ出すと止まらなくなるあのイメージで、成るほどわかる。
(トイレ・・・?)
これは、トイレの蓋。この斜面の傾きがみそで雪山の斜面そのもの。
しばらくここで待ってクリップ
クリップをよく使用しますが、椅子になるとは。まるで駅か何処かの客席そのもの。
(職場を変えてみました?)
パソコンのキーボードを縦にしてビルをイメージ。
種を収穫中
キューイフルーツの種を収穫中。これは、キューイフルーツの丘。
辛い辛い水をくれ
トウガラシを炎に見立て、火事の火消しの水と辛すぎるトウガラシに水が欲しくなり。
XXXXXLサイズの波
ジーンズを寄せる大波にたとえサーフィン。
(身を寄せ?)
地図には載っていないチーズ
チーズで荒涼とした沙漠をイメージし、月の沙漠の世界を。
このくらいの坂道おやさい坂道さ
キャベツの外側の葉で緩やかな斜面を。オートバイ?で駆け上ろうとしている。
疲れを洗い流しにきました
スポンジの配色で緑地と砂浜、海をイメージして。スポンジの裏表の使い方にも注目。
(ライブ?)
ライブの観客はチョコチップ?黄色い歓声が聞こえてきそうだ。
SLスシ・ロコモーション
お寿司の細巻きがSL車両、成るほど。大がかりな作品で手が込んでいる。
日常生活の何気ない物とデザイン性とがマッチし、ほっとさせてくれる。イメージ化する想像力と創造力が素晴らしい。味気なく思われる淡々とした日常生活の大切さ、それにまつわる物の価値を見いだしているのか。まだまだ数多くの作品が展示されている。是非、実際にご覧になることをお勧めしたい。
人混みを避けながら
このコロナ禍でなるべく人混みを避けた生活を続け、デパート等へは必要最小限としている。今日はかなり久しぶりの「大丸札幌店」だった。1階への入り口がいくつかあるが閉鎖中が多く、外からは二カ所しか開いていない。警備員か従業員の方がいて、マスク着用で手のアルコール消毒を厳守し入館し、7階ホール展示場入り口も再度念入りに行う。
北海道、特に札幌市の「新型コロナウイルス感染症」感染者が増えつつある。またあの制約が多くなる生活に逆戻りすることがないように冬を迎えたいのだが。「新型コロナウイルス」は寒さがお好きなようで。