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日記

『食べる輸血』と言われている「ビーツ」、下ごしらえと調理法

投稿日:2020年10月9日 更新日:

近くに雑貨屋さんがあります。外からウインドー越しに家具類や衣料品が並んでいるのが見えますが、通り過ぎるだけで入ったことはありませんでした。「雑貨店、大好き。」という知人が結構いますが、私にとってはそれ程興味を持てずにいた次第です。

週末に雑貨屋さんでありながら、店の前でトマトやレタスなどの無農薬野菜を販売していますした。好みの量を台ばかりに乗せて買うことができるという、今時、量り売りなのです。従業員の方があれこれと語りながら、店の中を案内してくださいました。

ランチコーナーあり、その他に書籍コーナー、家具類や台所用品、手作り手芸品等と予想外に楽しそうな品が並べられているのです。一巡させて頂いてからお目当ての野菜を買ってみました。初めて目にする「ビーツ」と不思議な形をした「ミニトマト」です。

話に誘われて買ってみたビーツを調べてみたところ

ビーツ(ビート):ヒユ科フダンソウ属、品種は様々だが一般的なのはテーブルビート又はガーデンビート。北海道ではお馴染みのビート大根(砂糖大根、てん菜)の仲間。ビーツは世界三大スープの一つボルシチに欠かせない。ショ糖を多く含むため甘みがある。煮込み料理、サラダ、ピクルス(酢漬け)、スープ、リゾットに向いている。

世界三大スープとは

中国 フカヒレスープ、タイ トムヤムクン、南フランス ブイヤベース、ロシア ボルシチ 世界中のグルメの中で意思統一されていないため、四つある。それなら、世界四大スープとすれば良いと思うのですが。

農産物から砂糖が

北海道では主に道東でビート糖の原料としてビート大根(砂糖大根、てん菜)は広く栽培されている。ビート大根(砂糖大根、てん菜)の葉はホウレンソウに似ていて、ビート畑を遠くから眺めると広大なホウレンソウ畑のように見える。沖縄ではサトウキビから黒糖を、北海道ではビート大根からビート糖(てん菜糖)を。

砂糖について

砂糖の主成分はショ糖で、サトウキビやビート大根(砂糖大根、てん菜)を煮溶かしてから処理を経て遠心分離、白砂糖へ。白砂糖は更に上白糖やグラニュー糖として。ブラウンシュガーは三温糖、黒糖、和三盆糖へ。用途に応じて更に角砂糖、粉砂糖等と非常に細やかに分類される。

ビーツは「食べる輸血」と言われるほど

ビーツにはショ糖成分が多く含まれるが、独特なクセや色素のためショ糖へ精製されろ原料にはならないのだろうと思われる。ビーツには脱塩効果があり「食べる輸血」と言われるほどリン・ナトリウム・マグネシウム・カルシウム・鉄・カリウムが豊富で更にビタミンAとC・ナイアシン・食物繊維を含む。

最近注目されている「NO(エヌオー)」一酸化窒素は血栓の予防や疲労回復させる効果があると言われている。イギリスでは体に良い野菜として常識になっている地中海原産の根菜類。皮付きのまま下茹でしてから(加熱してから)調理すると独特なクセが抜ける。皮を剥いてから茹でると色が抜けやすくなるので要注意。

下処理をしてみました

20分くらい下茹すると良いとありますが、レンジ加熱でも十分らしいのでこちらを選択しました。葉を落としてから、根の部分そのものは結構大きめなので二等分しました。切った瞬間水分が滲んできましたので、皮を剥かずに処理する意味がよくわかります。色鮮やかな年輪のように縞模様がありました。

ラップでくるみ5分間加熱後様子を見て更に3分間加熱。計8分加熱したことになります。その後、ある程度冷めてから皮を剥きました。予め手を濡らしていた方が良いようです。手が独特の赤紫色になりますが、天然色素なので水洗いすると即座に落ちました。

ピクルスにして

適当な大きさに切りピクルスにしてみました。穀物酢を適量加え十分な甘さのため砂糖はあえて加えませんでした。酢を加えることで酸性になり色素の鮮やかさが一層増します。ピクルスとして食べ終わった後のつけ汁はドリンクになりそうです。

一個つまんで見たところ歯触りというか舌触りというか、ビーツの食感は大根のようでジャガイモのようで不思議な感触です。

茎や葉のあまりの綺麗さに、この後なげる(標準語では「捨てる」)のは勿体ないと考え、どのようにしようかと大げさにも思い悩んでいるところです。さっと茹でてから他の野菜と一緒に温野菜サラダにしても良いかもしれません。

たまたま見かけて購入できた体に良い成分が含まれている野菜「ビーツ」ですが、スーパー等で見かけることは殆どありません。ネット等で予約販売をしているのでしょうか。お値段は少々張りますが、もう少し市場に出ても良いと思うのです。残念ながら生産者が少ないのかもしれません。

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