今日から10月です。手元にある「藻岩山」ロープウェイシーズン券の日付は10月1日までとあり、今日は最後の一日。2月末から緊急事態宣言で自粛生活が始まり、その後少し緩和されたもののあの狭い箱の中では三密？、と言う思いがあり避け続けていたロープウェイ。8月には無料開放され、かなりの賑わいだったと聞きます。たった数回しか利用していないシーズン券の最後の一日、足を運んでみました。
閑散としている「藻岩山」ロープウェイでしたが
ウィークデーでまだ閑散としている「もいわ山麓駅」入り口付近に､きちんとしたスーツ姿の若い男性がリュックを背負いスマホ片手にベンチに座り込んでいます。自分自身を棚に上げ、こんな昼間に暇な人がいるとは？4階でロープウェイを待ちながら、外を眺めていたら清掃している人の横をエゾリスが走り抜けています。その、のどかな風景を眺めていたら、そこへ修学旅行中学生グループがやって来ました。
どうやら、先程の暇そうな男性は引率教師だったのでしょうか。一緒に写真を取り合っているのです。最近の修学旅行はグループ行動が多いので、生徒の安全を考え予め先回りしていたように思われます。仕事中だったようで、暇そうな人と思い込みごめんなさい。
徹底した感染対策で
ロープウェイ乗り場ではキャラクターのモーリスがマスク姿でお出迎えです。マスク着用・手のアルコール消毒が義務づけられています。ロープウェイは15分ごとに運行していて、どうやら私が乗る便に同乗者はなく貸し切り状態。申し訳ないという思いで乗り込みました。
ロープウェイ内では、以前、マイクを使い直接案内放送をしていたのですが、予め録音された音声が流れています。高度が上がるにつれ変わって行く初秋の景色を、ぐるり360度を見舞わすことができる特等席。めったに体験できない独り様貸し切り状態ロープウェイは、三密の心配は全く皆無でした。
秋の訪れを感じつつ
中腹駅で降り、モーリスカーには乗らずに勾配の緩やかな「自然学習観察道」を歩き山頂を目指しました。横の階段をトレイルランで一気に駆け上る人がいて、そのパワーに圧倒されました。あっけにとられながらのんびり歩いていると、先日の「藻岩山」登山とはまたひと味違う秋を感じ取ることができました。
シーズン初キノコを発見。未だ咲いているオオカメノキ、緑色や紫色の実を付けたノブドウ、そして真っ赤な実のマムシグサ。突如表れるこの赤い実には目が奪われてしまいます。
山頂展望台付近のナナカマドは真っ赤な実と色づいた葉に松の緑との絶妙なコントラストが美しい。
10月1日にまつわる余談① シーズン券は2か月延長になり12月1日まで
友人によると「円山動物園」のシーズン券は2か月延長になったとか。恐る恐る「藻岩山」ロープウェイシーズン券はどうなるのか、伺ってみようとしたら受付の方から「2か月延長になりますよ。12月1日までです。」とのこと。冬の「藻岩山」を訪れてみよう、良かったです。勿論、感染対策をしながら。
10月1日にまつわる余談② 10月1日から「高齢者インフルエンザ予防接種」を受けることができます
10月1日から「高齢者インフルエンザ予防接種」を受けることができます。開院時刻になると同時に、かかりつけ医院に電話確認をすると、即座に予約でき接種することにしました。「効き始めるのは2週間後で、約3か月間効果があります。」と、医者が細やかに説明して下さいました。
「当医院第1号なのでこのワクチンの痛さは？です。」と、看護師さん。「実験台？ですか。全く痛くなかったです。」コロナとインフルエンザは全く別物ですが、ウイルス感染は恐ろしい。私が当医院にいた30分間程に受付にはひっきりなしにインフルエンザ予防接種予約電話が入っていました。
「今日一日、激しい運動はできませんよ。」「ウオーキングなら大丈夫ですよね。」と、確認しその足で「藻岩山」ロープウェイ入り口まで歩いてしまったのです。スローテンポに徹して約1時間近くの道程を。
10月1日にまつわる余談③ 「北海道新聞」より、今日の私の運勢
『ツキなし。動かぬが安全。ステイホームで』でした。ステイホームも考えたのですが、今日一日を振り返ってみるとそれ程「ツキなし。」でもなかったように思われます。と言うわけで全く笑ってしまった今日一日のできごとです。
10月1日は「中秋の名月」。午前中は天候に恵まれていましたが、夕方になるにしたがい雲がかかり満月を眺めることはできずじまい。明日の「十六夜」は果たして？