春の散歩道で見つけた「アメリカイヌホオズキ」を一時見失っていました。気を付けて意識的に探さないと忘れられてしまいそうな「アメリカイヌホオズキ」。見つけたのは、丁度「北海道立近代美術館」の歩道と垣根の境目でしたので、刈り取られてしまったのではないかと思っていたのです。確かに周りに目印がないと探しづらいのですが、最近、やっと見つけ出しました。
忘れられそうな「アメリカイヌホオズキ」ですが
春の散歩で見つけた「アメリカイヌホオズキ」。今日はオンコの木の間からひょろひょろと、それでもまだ花を付けていて可愛らしい緑色の小さな実さえ付けているのです。その実は、まるでミニトマト、というよりミニミニの方が相応しい程小さい、超ミニトマトです。これでは殆ど見落とされてしまいますね。
北アメリカ原産の帰化植物でした
「アメリカイヌホオズキ」は北アメリカ原産の帰化植物で1950年代に日本で初めて見つかったそうです。ナス科ナス属の植物で雑草。私が見つけた花は紫色ですが白色の花もあり、熟すると実は黒色に変化します。「アメリカイヌホオズキ」とはユニークな名前だと思います。
「アメリカ」がつくのは北アメリカが原産なので納得しますが、「イヌ」とついているのは謎です。調べてみたところ、「ホオズキ」はナス科ホオズキ属。イヌがついているということは屈辱の意味があるらしいのです。「犬」は本来、猟犬、愛玩犬、番犬など有用な生き物ですが、犬畜生、犬侍、犬死の言い回しは屈辱の意味が含まれています。
「アメリカイヌホオズキ」は「ホオズキ」のようで似ても似つかぬということなのでしょうか。「イヌ」が付かなくても良かったのにと思うのですが。
目立たないけれども興味津々、「アメリカイヌホオズキ」
目をこらして注意深く探さないとわかりません。それだけ存在感がないような「アメリカイヌホオズキ」。図鑑によると、日本中の至る所の公園や空き地に生えている雑草と載っていました。私にとっては初めて見た植物でしたので、その後の生長を考えると興味津々でした。二回目の今回は、最初に見つけてから数ヶ月も経っていました。
写真に撮る時には、もう少しアップでと思うのですがこれが限界です。垣根越しなので中に入り込むわけにもいきません。至る所に生えている雑草とありますが、これまで散歩をしていてもなかなか見つけることができない「アメリカイヌホオズキ」。どの辺りで見つけたかを忘れずに、緑色の実が黒色に変化していく様子を見ていきます。
図鑑でこの名称を知ったのですが、もし間違えていたらごめんなさい。
追記 20209.9.4 実が赤く熟し「ヒヨドリショウゴ」かもしれない
確か実が熟すと黒色になるとあったが、日を改めて訪れて見ると赤く変化してしている。図書館で調べてみた。
「ヒヨドリショウゴ」ナス科 つる性 多年草 花は白色で実は赤色
花の色が違うという謎が残る。ヒヨドリショウゴの花は白色。私が注意深く見ているのは、写真の通り紫色なのです。果たして如何に。