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日記

「創成川公園」、ユリ科「カンゾウ」はお洒落れな「ヘメロカリス」(一日の美)となって

投稿日:2020年8月9日 更新日:

湿度が高く夏日を思わせる日が数日続き今年の夏も暑いと覚悟していたところ、どうやら暑さはこれまでなのだろうか。週間予報では傘マークが目立ち、最高気温は25度を超えるかどうか。昨年の夏はとても北海道とは思えず、非常に暑かったように記憶しています。丁度この時期に本州の旅をしたことがありますが全く同様の気温と湿度に、とうとう北海道までと考えてしまったほどです

「創成川公園」のデザインと設置されているモニュメントは著名人により

ユリの花の季節を迎えていて、もしかしたらそろそろ花は終わりに近づいているかもしれません。「百合が原公園」がその名の如くユリの花で有名ですが遠すぎます。先日、足早に通り抜け遠目に見た「創成川公園」のユリも綺麗だったので、今日はゆっくり鑑賞してみました。この公園入り口のモニュメントは作家:安田侃さんの作品、そして、公園デザインは作家:団塚栄喜さんと添え書きされています。

「創成川公園」のユリはお洒落なネーミング「ヘメロカリス」ユリ科

「創成川公園」のユリはエゾカンゾウに似ていると思いながら見ていると、聞きなれない「ヘメロカリス ユリ科」とあります。私が知っているユリはオニユリ、スカシユリ、テッポウユリ、カサブランカ等。それらとは違う品種なのだろうか。

ヘメロカリス ララバイベイビー ユリ科

ヘメロカリス チッパーチェリー ユリ科

ヘメロカリス トゥーシーローズ ユリ科

ヘメロカリス イエローペチコーツ ユリ科

ヘメロカリス 江戸百景 ユリ科

ヘメロカリスについて調べてみたところ、日本が原産地なのです

以下、帰宅してから調べてみたところユリの花と一括りに捉えていましたが、「創成川公園」のユリは ヘメロカリス ユリ科 ワスレクサ属、カンゾウ属。ヘメロカリスとはギリシャ語で「一日の美」を表し、その名の通り一つの花は朝開いて夕方から夜に萎んでしまうそうです。

1本の花茎に10~30個くらいの蕾をつけ、次から次へと順を追って咲き2週間くらい花が楽しめます。ノカンゾウ、ヤブカンゾウ、ユウスゲや尾瀬のニッコウキスゲ、北海道で見られるエゾカンゾウ又はエゾキスゲ等。ヘメロカリスは、元々中国や日本が原産地で16世紀にヨーロッパへ渡り品種改良され園芸用として逆輸入されました。

それは尾瀬のニッコウキスゲが物語っています。沼山峠から見渡した一面のニッコウキスゲが咲き誇っている尾瀬沼周辺を忘れることはできません。あの光景が目に焼き付いていてその後数度訪れましたが、あの時が最高の時期だったのでしょう。

北海道から本州への旅は、その時季最高の自然条件を満喫するためにピッタリと訪れるのは不可能に近いです。あの光景を再び眺めてみたいと思いつつ、来年か再来年に期待しましょう。

道北や道東の原生花園でもカンゾウの群生が見られます。「カンゾウ」が「ヘメロカリス」という別名があることを初めて知りました。「カンゾウ」がヨーロッパに渡ったことで、「ヘメロカリス」(一日の美)という素敵な名前となり花の美しさがより一層増したように思われます。

「創成川公園」には川に飛び石や工夫された遊び場があり、この夏場は涼んだり親子では絶好の遊び場だと思いますが、憩う人はあまり多いとはいえませんでした。これからの時間帯なのかもしれませんが。すぐ近くに観光客向けの「二条市場」があります。このご時世、観光客激減で閑散としていました。

「北海道資料館」の庭にもう秋の気配が

繁華街を通り帰路に向かう途中、土曜日のお昼時は沢山の人が行き交い心なしか急ぎ足となってしまいました。「大通公園」のバラ園で休息してから、「北海道資料館」のアジサイがきれいでつい前庭に寄り道。大きな松ぽっくりとまだ緑色をしたドングリに秋の気配を感じてしまい、もう少し夏を満喫したいものと。

 

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