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日記

「藻岩山」登る度に見える景色と感じる景色があります

投稿日:2020年8月5日 更新日:

天気予報によると、これから夏真っ盛りだというのに明日から見事に雨マークが並んでいます。どうやら週末になると日本列島付近には台風が接近してくるようで。本州の梅雨明けも束の間、台風シーズンを迎えるとは。これからの天候を考えると暫く遠ざかってしまいそうな登山なので「藻岩山」へと足を運ばせました。

台風シーズンの合間に?「藻岩山」へ

真夏のマスク着用で、酸欠に気をつけながら

先日は、暑さの中、マスクを着用し登山口まで歩いたところ、酸欠状態になってしまったので念には念を入れました。気温が上がる前に行動開始していつもより早めに「慈啓会病院」登山口へ向いましたた。真夏のマスク着用には特に気をつけなければなりません。用心に越したことはないからです。登山口に到着した時には、ヤレヤレという気持ちで深呼吸をして登山開始。

すぐ横に「観音寺」という大きなお寺があり、ここのお地蔵さん(観音さま)が登山口から頂上付近まで続いています。頂上付近にまであることは記憶しているが、登山口から続いていたとは知らずにいました。気にも止めていなかったこと、ごめんなさい。

晴天続きのため足下が心地良く足取りも軽い。それなのに、後ろから足早に追い越していく登山者が。挨拶をしたが、無言。頭髪を見ると高齢男性のように思われるが後ろ姿はシャキッとしていて、私より若いのかもしれないと勝手に考え、○○さんとあだ名をつけてしまいました。

「シラネアオイ」が咲いていた辺りに「エゾヤマアジサイ」が

春先に「シラネアオイ」がたくさん咲いていた辺りには、夏草が茂っていてその中に「エゾヤマアジサイ」を見つけました。白い花は「オオカメノキ」でしょうか。さらに、フワフワとした白い花は「サラシナショウマ」かもしれません。立ち止まってしまうと気が緩むので、写真に収めるのは下山時にと決め、多少後ろ髪を引かれる思いで後にしました。

今日の登山者は、ウエアーが素敵なお一人様女性が多く、本格的な出で立ちです。途中、若い男女二人ずつ4名が大声で語り合いながら登山道で休憩しています。どこを通って良いものやら、左右どちらかに寄ってほしいと思いつつ。

全く動こうとはしない様子に、仕方なく「こんにちは。」と、下を見て挨拶し真ん中を歩くより他はなかったのです。「後ろを通して下さい。」と、言えば良かったと後悔しましたが、咄嗟にはその言葉は出てきませんでした。

何故か彼らの顔をまともに見ることはできずにいました。これから彼等が登山という経験を重ねていく中で分かっていくことかもしれません。登山道で休憩するのは構わないけれど、他の登山者を考え横に寄ってほしかっただけのことを、その時彼らに注意する勇気を私は持ち得なかったのです。

早めに山頂へたどり着きました

暫く進むと、私のテンポと殆ど変わらずに数十メートル後ろを登ってくる男性がいることに気づきました。追い越して行っても良いのにと思いながらいたが、止まって待つには距離があり過ぎます。8合目付近で、先ほど○○さんとあだ名をつけた男性がもう下山してくるのです。やはり、かなり速い。見かけよりお若いのかもしれません。密かにあだ名を付けていた事、ごめんなさい。

体調が良かったのか考えていたより早めに山頂へ。水分補給とチョコレートで下山用エネルギー補給をしていたら、私の後ろから登ってきた男性が山頂へたどり着いた。「いや、速いですね。登山口からなかなか追い付けなくて。」なんて言われてしま、いい歳をしていても褒められるとまんざらでもないという思いました。登山は他人との競争ではなくあくまでも自分のペースで良いのです。自分自身への戒め、慰めとして。

札幌近郊の山々に登ってふと考えたこと

私は殆どお一人様登山が多く、他者との会話が中で自分自身と対話しています。北海道の様々な山を夫と登ってきましたが、山に登るという目的が共通なので見ず知らずの人同士でも出会うと「こんにちは。」と、声を掛けます。ただそれだけで、お互いをねぎらっているからです。

札幌に住むようになりお手軽な近郊の山に登っていますが、「こんにちは。」とか「おはようございます。」などの挨拶は多い方ではないように感じます。挨拶を交わした後、「お気を付けて。」と声をかけられ悪い気はしないのは、私だけなのでしょうか。見ず知らずの者に対してありがたいという気持ちなのですが。

好きで登っているのだから、孤独に浸りたいと考えている場合もあるでしょう。余計なお世話なのかもしれません、挨拶されるなんて。

山頂から見える景色は霞んでいて

山頂の展望台からの眺めは晴天にもかかわらず霞んでいるので、やはり今日夜半から雨の予報は本当かもしれません。展望台へ向かう階段で仰向けになっていたクワガタムシを戻してあげました。足はまだ動いているのです。そっとつまんで木の幹に置いてきたのだけれど大丈夫でしょうか。我が家の子供達が小さかった頃、よくクワガタムシを夫が捕まえてきたものです。「クワ、クワ」と、家族で呼んでいたクワガタムシ。

「今日も頑張れた。」という余韻に浸り、のんびりと「エゾヤマアジサイ」の写真を撮りながら下山しました。

(*今日の日記中、植物の写真は全て下山時に撮したものです。さらに、帰宅後図鑑で確認しましたが、植物名を間違えていましたらごめんなさい。)

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