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日記

「道みんの日(北海道みんなの日) 7月17日」は、松浦武四郎が「北加印道」と提案したのを記念して

投稿日:2020年7月19日 更新日:

全く知りませんでした、今日、7月17日(金)は「道みんの日」であることを。どのくらいの北海道民が知っているのでしょうか。根拠などはありませんが、1割ほどでもいたら良い方ではないかと思います。日常の話題になるなど、皆無です。そのくらい一般的ではありまません。たまたま、昨年の今頃、過ぎ去ってからその日の存在を知ったほどでしたから。

道民にとってもあまり知られていなかった「道みんの日(北海道みんなの日) 7月17日」です

何故、7月17日かというと、『1869年(明治2年)北海道の名付け親とされる松浦武四郎が、明治政府に「北加印道」という名称を提案した日』だからだそうです。制定されて、まだ3年しか経っていないので無理もないのかもしれませんが、もう少し一般道民へ啓蒙活動があっても良いように思うのです。

今年こそは忘れないようにと、心がけていましたら新聞の片隅に載っていました。主な北海道立の施設が無料開放となっています。札幌市には「北海道立近代美術館」や「北海道立文学館」等がありますが、他市町村はどのように取り組んでいるのでしょうか。

「北海道立三岸好太郎美術館」へ

こぢんまりとした「北海道立三岸好太郎美術館」を選んでみました。「北海道知事公館」の一角にありますので、広い敷地を抜け心地良い水辺の流れを後に入館です。開館時刻には既に数人の来館者がいました。マスクを着用し、入り口で手のアルコール消毒と手首の検温をして入館です。

「節子がつづる好太郎」 2020.7.16(木)~8.30(日)

好太郎の妻であった節子さんの回想に基づいた説明書きがありました。

最初に「自画像」です。「檸檬持てる少女」は「春陽会展」に入選していて、初入選だったそうです。「赤い肩掛けの婦人像」は節子さんを描いていますが、節子さんより、光太郎さんのお母様の顔立ちとの節子さん評。

札幌を描いた絵もありました

札幌を描いた「大通り教会」と「北大のポプラ並木」です。静画「水瓜とぶどう」がほかの絵とは違った印象を受けました。「金魚」の作風もまた異なります。線で描かれた「オーケストラ」は何故か好きな作品です。写真で撮ると微妙なところがよく撮れないのが残念です。

入り口付近に画風が異なる絵があり、奥様の節子さんの作品「花」でした。平成になってから描かれたようです。

「ミュージアムショップ&カフェ きねずみ」に立ち寄り

カフェスペースがあり、立ち寄ってコーヒー等を飲みながら休むことができます。好太郎が描いた花の絵はがきと手作りクッキーを買いました。クッキーは帰宅してからお茶のお供用とします。

「北海道知事公館」の中庭を歩きながら

生い茂った樹木の中にやはり「オオウバユリ」が咲いていました。花の盛を終えてしまったように見受けられます。ここでも見ることができ何故かほっとします。今年の「オオウバユリ」のシーズンはこれで終わりかもしれません。静かな、中庭で近くの保育所の保育士さんと一緒に2~3歳くらいの子供たちが大勢遊んでいました。

今年の「道みんの日」は美術館で過ごすことができました。もっと、北海道民に浸透してほしい「道みんの日」です。記念のメモ帳とティシューを頂きましたが、複雑な思いでした。昼時のラジオニュースで「道みんの日」を取り上げていて、特別授業を行った恵庭市の小学校について報道されていました。

コロナ禍ではありますが、其れにしてもという印象の「道みんの日」です。北海道をあげて道産生鮮食品をはじめとして特産品の特売日にするとか道の駅フェスティバルを開催する、親子で楽しめる催し物等、趣向を凝らした様々なアイディアを出し合えたらいかがでしょうか。今年はコロナ禍ですからあえて静かに過ごす年なのかもしれません。

*館内の写真撮影は、了承を得ております。

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