円山裏参道を少し脇道に入ったところに「北の和菓子 四代 嘉心」がありました。気付かずに通り過ぎてしまいそうなところです。新しい建物ですが、看板は代々続いてきたもののように思われます。そして、この和菓子店に入って驚きました。目立たない和菓子店のように思っていましたが、広いとはいえない店内に沢山のお客さんがいます。
知る人ぞ知る老舗和菓子店でした。知らなかったのは私?まず飾られている生花に目が移ってしまいました。和菓子店ではあまり見たことはありません。さすが老舗店、室内装飾のセンスが違います。
「北の和菓子 四代 嘉心」のパンフレットより
「北の和菓子 四代 嘉心」は北海道に生まれて百余年。金沢と東京で修行した技を磨き、北の大地ならではの最高の素材と出会い、個性的な和菓子を作っています。
石川県金沢市は加賀百万石のお膝元、京都市とはまた異なった風情のある歴史的な街並みが特徴です。独特な文化があり、和菓子はその一つのようです。どちらかと言うと日本海側は地味な地域が多い印象でしたが、金沢は違いました。また是非訪れてみたいところの一つです。
さて、高級感いっぱいの和菓子にどれにしようかとと迷った挙げ句、日持ちがする物とそうでない物を取りあえず一つずつ買ってみました。「どら焼き」、「くるみゆべし」、「草しんこ」、「饅頭」。
「どら焼き」 170円(内税)
砂糖、卵、小麦粉、サラダ油、蜂蜜、小豆、安定剤、膨張剤
和菓子店では必ず「どら焼き」を買ってしまいます。あんこの美味しさが分かるからです。食べ比べているのかもしれません。甘さの効いた粒餡ですが、「草しんこ」や「饅頭」とはまた異なった餡で、そのお菓子に合った餡を使用している。さすがです。
「くるみゆべし」 140円(内税)
もちっとしてくるみが食べ応えありました。ほどよい甘さです。
「草しんこ」 130円(内税)
ヨモギの緑色が一段と映えている「草しんこ」。餡はほどよい甘さの粒餡です。
「饅頭」 170円(内税)
漉し餡の饅頭でした。食べていると、白っぽい漉し餡は丁寧に作られているものと、伝わってきます。勿論、上品な甘さでした。
*店内の撮影は、お店の方の了承を得てさせていただきました。お勧め和菓子店です。
所在地:札幌市中央区南2条西20丁目2-20、営業時間 10時~18時、定休日 月曜日・第二火曜日