本州では梅雨前線が停滞していて、猛烈な雨が降り続いています。北海道には梅雨はないと言われながらも最近は雨がちで湿度が高く感じられ、子供の頃もこうだったのだろうかと改めて考えさせられてしまいます。やはり、地球温暖化は進んでいるのでしょうか。
広い北海道、車で少し走るとお天気は変わっています
札幌は北海道の日本海側、最近まで長く住んでいたところは太平洋側、距離的には車で一時間足らずのところです。とは言え、三方が海に囲まれている北海道は日本海側と太平洋側では天気が随分異なります。日本海側が晴れていても太平洋側では曇りのように、またその逆もあったり。
蒸し暑さの中、今からこうでは本格的な夏が思いやられます。今日は朝から雨模様。その晴れ間を縫って散歩に出かけてみました。北海道は「アジサイ」の季節です。雨がちになると、「アジサイ」の華やかさが不安定な心を元気にしてもらえそうです。
微妙に変化するアジサイの花の色
「アジサイ」には水色か赤みを帯びた2色のイメージしかありませんでしたが、微妙な色合いの違いに気付きました。花びらのように見えるのは実際には「ガク」で、その「ガク」の色合いを見ていることになります。花は真ん中の目立たない黄色い部分。そして、一つの花が暫くするとさらに色が変化していきます。七変化の所以です。
子供の頃、実家の庭にありましたが、地味で目立たなくヤマアジサイだったのでしょうか。それに手入れをしていないと、落葉低木ですが枯れかかった枝があまりきれいとは言えませんでした。そのイメージが強すぎ全く興味の持てない花でした。札幌の街を歩いていると、銀杏の木の根元や電柱の脇に何気なく植えられている花、その一つがアジサイです。よく見ると一つ一つの花の違いに興味がそそられるのです。
「紫陽花 アジサイ」を調べてみました
アジサイ科アジサイ属落葉低木 ガクが華やか。
「紫陽花」むらさき色の太陽の花、さらに、大振りの花がキラキラと輝く紫色の太陽に例えたのか、このような漢字が当てられたのでしょう。それとも、雨に打たれながらも咲いている花がそう見えたからなのでしょうか。想像は尽きません。
雨は降りすぎても
ラジオから、岐阜県と長野県の豪雨のようすを伝えています。昨日は九州の熊本県、佐賀県、大分県が集中豪雨にみまわれているニュースでした。気象予報士さんの説明によると、梅雨前線が停滞していて例年この時期になると太平洋高気圧が強くなり梅雨前線を北へ押し上げ梅雨の時季を終えるのだそうです。この夏はそれが未だ弱いとか。
以前のニュースでは、太平洋の海水温が例年より2度近く高く水蒸気がより多く発生しやすくなっているそうです。「北海道新聞」によると、積乱雲が連続発生することで、上空の風に流されながら連なり同じ場所に雨が降る気象現象、線状降水帯が一因とされています。
14日(火)までこの天候は続きそうで、返す返すも災害に見舞われた地域の皆様にお見舞い申し上げます。