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日記

「藻岩山」旭山記念公園登山口から登って

投稿日:2020年6月25日 更新日:

最近は天候が不順で今日を逃すといつになることかと、案じながら「藻岩山」登山を決行。土・日曜日は登山者が多くなるかもしれないと、なるべく避けたかったのだが。「慈啓会病院登山口」か「旭山記念公園登山口」のどちらから登ろうか、足の向くまま気の向くまま考えた挙げ句、アップダウンが多く少々厳しい「旭山記念公園登山口」からとした。

「西友旭が丘店」を過ぎると上り坂になり、すでに登山が始まっているかのようだ。6月も下旬近くになると、木々の緑が一層濃くなり深い森に吸い込まれるように登山口を目指すと、辺り一面春先の花はもう殆ど見られない。蝉の鳴き声が何故か「アチー、アチー」と聞こえてくるのは気のせいだろうか。苦笑しながら歩み始める。このコースは極めてアップダウンが多く、どちらかいうと避けたいという気持ちが読まれているように蝉の声が染みてくる。

今日は考えていたほど登山者は少なくほっとした。遙か70~80メートルくらい前方を女性登山者が登っている。同じくらいのテンポなので歩調を合わせていると急に見えなくなる。どうやら、下り坂や平坦になるとやたら速くて、上りでは極端にゆるやかになるからか。近づいたり遠くなったりを繰り返しているうちに、勝手にオキツネ様とあだ名をつけ後を追うように登る。

馬の背では殆ど三密状態?

疲れを忘れさせるかのように楽しんでオキツネ様の後を登り、3分の2地点の馬の背に到着。ベンチで休憩しようとしたら、子供たちを含め20人くらいの人だかりだ。まるで山の中の三密状態そのもの?休憩はしないでそそくさと先を急ぐ。

「慈啓会登山口」からの登山者と合流して

馬の背は多くの人が利用する登山口「慈啓会病院登山口」との合流地点なので一気に登山者が増えた。私のテンポが遅いのか同年齢の方に追い越されてしまい、少々プライドが傷つく?岩場に差し掛かると、柔道部か相撲部と思われる体格の良い大学生らしき団体さんが駆け下りてきた。頭髪は今時珍しいスッキリとした短髪刈り、有り余る体力と迫力に満ちあふれている。ハッと気づいてみると先程のオキツネ様はいずこへ?きっと、先に行ってしまったのだろう。

最後の上りで子供たちを励ましながら頂上へ

最後の上り、九十九折りで三人の小学生の男子が横を駆け上がっていった。こんな辛いところでと、感心していたら、一人の子が途中で脱落し座り込んでいる。連れの大人たちはまだかなり下で、遅れて来るらしい。立ち止まってその子に伝えた。

走ったり止まったりしていると返って疲れるので、同じペースで登った方が良いことを(出しゃばり叔母さんより)。元気を取り戻して頂上を目指した様子に一安心し、その後、私も程なく頂上へ。頂上への一歩手前がいつもしんどくて、辿り着くと同時に何故か疲れが消えていくから不思議だ。そして、また登りたくなる。

朝の曇り空が嘘のように晴れ渡った青空に変わり、頂上からは遙か遠くまで見渡すことができる。ロープウェーが稼働し始め、登山者以外の一般観光客もこの頂上からの眺めを味わえるようになった。少しずつ賑わいを取り戻している「藻岩山」山頂。

気をつけていたのに気づいてみると、首にスカーフを巻いていたにもかかわらず首筋が数カ所虫に刺されている。暫く痒みが続き、それが「藻岩山」を思い起こさせてくれた。

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