日記

「旭山記念公園」の春は、桜と木々の芽吹きと

投稿日:2020年5月15日 更新日:

爽やかな朝にもかかわらず、天気予報では午後から雨模様とのこと。今日の早朝ウォーキングは「札幌市桜の名所」の一つに挙げられている「旭山記念公園」です。もう盛りは終わっていると思いますが、もう少し早めにと考えつつも機会を逸していました。晴れ渡る空、本当に午後から雨が降るのだろうかと思われるほどです。

「旭山記念公園」に春を見つけて

3月末に「旭山記念公園」を訪れた際、確か雪を避けながら歩いた記憶があります。二か月後の遠遙か藻岩山は、木々の芽吹きが黄緑色に輝いて見え、植物の生命力が手に取るようにわかります。「旭山記念公園」の入り口に差し掛かりました。遊具施設は残念ながら冬囲いのままで、使用禁止の立て札があります。

ウグイスの初鳴きを聞きながら

木々の間を進んでいくと、ウグイスの声が聞こえます。そう、もうウグイスが鳴く季節なのです。駐車場やレストハウスを過ぎ展望台にたどり着きました。もっと高さがあるように思われる標高137.5メートルの展望台から、黄緑色に芽吹いた円山と遙か遠く札幌の街並みを望むことができます。澄んだ空気と青空に思わず深呼吸。

「新型コロナウィルス感染症」のため公園の駐車場は閉鎖されていますので、ここまでは徒歩で来園するしかありません。ですから人影はまばらで、時折、「マスクを着用し、人と人とは2メートル離れて・・・。」と、喚起を促すアナウンスが流れてきます。「全く大丈夫ですよ。」と心の中で呟くと、これでまた現実に戻ってしまい、はっとします。

三分咲きのヤエザクラと葉桜になってしまったエゾヤマザクラと

ここは街中より標高が高い地点で若干気温が低めなためか、三分咲きのヤエザクラはこれから見頃を迎えます。エゾヤマザクラはすっかり葉桜になり、せめて一週間前に来ることができたらと残念に思いました。植樹したのではなく自生している古木のエゾヤマザクラが多く見られます。

タラの芽を見つけて

帰りがけに、タラの芽を見つけました。子供の頃、タランボといっていたタラの芽です。僅か数本でしたので、勿論採らずに写真に撮ることで、懐かしさに浸っています。タランボは天ぷらやごま和え、酢の物にすると美味しいのですが、個人的には天ぷらに勝るものはないと今でも思います。

タランボは山菜のえぐみや苦さを殆ど感じさせず、もちろんアク抜きの必要は全くありません。一本の木から数個の芽が出ますが、一番上の一個は取らないという鉄則があります。全てを採取してしまうと、その木自体が枯れてしまうからです。

子育てをしていた頃、この時期、夫は知人と支笏湖周辺でタランボ狩りをするのが常でした。大量のタランボに、勿論天ぷら三昧の数日間が続きます。今はスーパーで市販されているようですが、やはり、味と香りは天然物にはかないません。

帰り道、うっそうと茂る森の中に重そう垂れ下がる松の枝を見つけ、魔法の森に入り込んだような不思議な気持ちになりました。小さな実がたくさんついているからなのか、殆どの小枝が下向きになっているなんて。

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