日記

「円山」は、エゾエンゴサクの花ロードです

投稿日:2020年4月16日 更新日:

気温が低い状態が続いていますが、晴天に恵まれています。1週間前の「円山」は、若干、残雪があり靴がドロドロ状態でした。この晴天続きで登山道も乾いたのではと、期待しながら出掛けました。私が勝手に決め込んでいる登山道入り口、その周辺のクロッカス群生地は今が盛りと見事な花々。気分もより一層爽快。

木道の手摺の手摺にオシドリのつがいが

ヤマガラとコガラが飛び交っています。ふと見ると、木道の手摺に何か動くものが。突然現れ驚いてしましました。何とオシドリらしき水鳥なのです。水面にカモを見たことはありますが、どう見てもオシドリ。正直、動物園か図鑑でしか見たことはありませんでした。何故、ここ「円山」にオシドリのつがいが、それも水面ではなく手摺に。

飛んでいてたまたま舞い降りたのでしょうが、それにしてもと思いました。滅多に見られない光景ではないでしょうか。そっと近づいても逃げようとしないのです。幸いにも、かなり近距離でシャッターを押してしまいました。望遠ではなく、接近すること何と30㎝。オスはカラフルで本当に綺麗。それと比較して、メスはグレーと茶色で地味そのものです。

今日はラッキーと思いつつ、向こう側を歩いている人たちに知らせようかとも思いましたが、大声をあげて逃げられても困ります。その気持ちを胸にしまい込み止めました。独り占めしてしまったこの光景。

エゾエンゴサクが咲き乱れる登山道

登山道を進んでいくと、満開のエゾエンゴサクが所々でお迎えしてくれます。程なく登って行くと、登山道の両側にエゾエンゴサクが咲き乱れていて花ロードといっても良いほどなのです。しばし足を止めてしまいました。「円山」に咲いているエゾエンゴサクの花をよく見ると、白色、水色、薄紫色と色の違いがあることに気付きました。白色は別として、水色、薄紫色は成長過程で色が変化しているのでしょうか。エンレイソウは成長が遅いのか、盛りはこれからのようで1週間前と変わらない様相。

野生のリスに餌付けをしている光景を目にして

下山してきた高校生らしきグループの男子生徒が「もう少し行くと、リスがたくさんいますよ。」と、声を掛けて下さいました。なるほど、そこに、いるにはいたのです。けれども、ご夫婦で餌をあげているのです。「ひまわりの種なら食べてくれる。」と、にこやかに語り合いながら。登山口入り口付近には、自然保護の立場から餌付けはしないようにとの立て札があちらこちらにあるにもかかわらず。考えさせられる残念な光景に、ひっそりと立ち去ってしまいました。

もう一件残念なこと、摘んだ後に捨てられてしまったと思われるしおれたエゾエンゴサクの花を数カ所で発見。山野草は摘み取らないで、眺めるか写真に撮るだけにしてほしい。札幌市の殆ど街中にあるので手軽に登れる山、「円山」ですがマナーは大切に。

1週間前には軽装で「円山」の登山をしてしまった自分自身を反省し、今日はしっかりと軽登山靴とウエアを身に付けています。すっかり無くなった雪に、登山道は快適状態。靴の汚れを気にすることなく快適な「円山」となりました。ほっこりとさせられる思いがけない出来事もあり。

帰宅してから、「自然ガイド 藻岩山・円山」(発行:北海道新聞社)でオシドリについて調べてみました。『札幌近郊では、円山公園の池や水辺に渡りの時期を中心に渡来する。藻岩山には水辺がないので見られない。オシドリはカモ類。』渡り鳥であることとカモ類とは新しい知識となりました。今更、お恥ずかしい限りです。

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