日記

札幌市中央卸売市場「場外市場」へ、春探しの散歩で

投稿日:2020年4月6日 更新日:

爽やかな週末を迎えている。天気予報によると、明日から2~3日、また雪マークが。今日は日差しに誘われ、少し風はあるものの散歩に出かけることにした。新聞に札幌市中央卸売市場周辺「場外市場」の折込チラシが入っていたので、ふと、その方面へ行って見ようと決めた。歩きではどのくらい時間がかかるのだろうか。グーグルの地図で調べてみると如何やら歩ける範囲のようだ。

フキノトウを発見して

今日の目的地は、北11条西22丁目付近の場外市場とした。札幌駅から西方面は桑園地区、あまり行ったことがない北の方向へ向かって歩きだす。高級マンションが林立しているあたりを通り抜ける。どんな掘り出し物があるのだろうか。ただひたすら北を目指した。途中、札幌競馬場方面への看板がある。何気なく見ると電信柱の下に春を感じさせるフキノトウを発見。

この大きさの時のフキノトウが一番可愛らしい。大きくなり過ぎるとこの可愛らしさは半減してしまう。更に大きくなってしまうとフキそのもので、道端のフキの葉はただ大きいだけで厄介者扱いされ見向きもされなくなる。フキノトウの傍に名前はわからないが、可憐な白い花を見つけた。あまり見たことがない白い花。

それから、暫く歩くと場外市場の看板が見えてきた。思っていたほど遠くはなかった。早朝だったので、人影はまばら。「いらっしゃい、いらっしゃい。」と、声を掛けられても中へ入る勇気はやはりなかった。やっと少々人混みに紛れそうな店を発見しマスクをして中へ入ってみる。「さあ、お姉さん買ってらっしゃい。」と威勢がいい。

格安な高級鮮魚

ひと回りしてみたが、一人暮らしの身にとっては量が多すぎる盛りの良い鮮魚類。それにしても、毛ガニ、タラバガニ、ウニが格安?。高級鮮魚類がホテルや料理店でさばききれず、お安くなっているらしい。それをお目当てのお客さんでこの店は混んでいるのだろうか。私には少々場違いだったかも知れない。

「お姉さん買ってらっしゃい。」に惑わされず?

ところで、「さあ、お姉さん買ってらっしゃい。」の言葉に、ふと思い出してしまったことがある。子供たちが小学生だった頃、家族で函館への旅。お目当ての函館朝市で、その「お姉さん買ってらっしゃい。」に思わず釣られ、結構買ってしまったのだ。夫と二人の子供たちは呆れ顔。久しぶりに「お姉さん」と声を掛けられて調子に乗ってしまった自分がそこにいたことを。

この場外市場でも全く同様で、生鮮市場の店員さんは、おばあさんであろうとおばさんであろうと例え誰であっても、女性に対しては「お姉さん」と声を掛けるのだ。今日は釣られないと冷静に行動した。「見たらわかるよね。どう見たってお姉さんではないよ、私は。」

せっかくここまで来たのだ。良く吟味し最近買うことが無かった懐かしい「まほっけの開き」とこの時季、春の到来を告げる「アスパラガス」を買ってみた。お手頃価格だったのと勿論北海道産。帰り道、マンション街を歩きながらクロッカスの花を見つけた。可憐さに立ち止まってしまう。

懐かしい「まほっけの開き」を夕食で頂いてみた。美味しい、この味だと思った。「アスパラガス」はサッと塩茹でにして、まず何もつけずに食べてみた。甘くて軟らかい。その後、マヨネーズで素材そのものを味わう。太めの「アスパラガス」は瑞々しくて美味しい。富良野産「アスパラガス」。今日は春を感じながら、北海道そのものの味を嚙み締める日となった。「外出自粛」で気分が沈みがちだが、美味しい道産食材に元気を頂く。

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