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日記

講演会「新しいエネルギー社会への挑戦」、「沖縄の声を・・・」に参加して

投稿日:2019年11月21日 更新日:

11月18日㈫、重なってしまったが、多少時間的にずれていたこともあり午前と夕方の講演会に参加してみた。有識者の講演会でお話を伺うと一瞬新しい知識に感嘆することができる。しかし、メモをして書き留めておかないと直ぐに忘れてしまう。脳の活性化をと、自分自身に言い聞かせながら続けている。幸い札幌市では、地域柄様々なその機会に接することができる。

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「新しいエネルギー社会への挑戦 -原発との別れー 」

北海道職業能力開発大学校 近久 武美   道新ホール

廃墟となった原子力発電所、頻発する集中豪雨や土砂崩れ、荒れた農地と食糧難、格差社会と失業者等、日本の将来はどうなるのか。地球温暖化がもたらす身近に迫る異常気象に寄って起きている集中豪雨、竜巻、魚類生息地の変化(北海道ではイカ、鮭、秋刀魚が取れなくなりブリが取れるようになった。)北上するデング熱媒介蚊。地球から放出される光(逃げるエネルギ-)少なくなり、二酸化炭素等温室効果ガスが地球を覆う。このように地球温暖化をもたらしている物質は二酸化炭素(炭酸ガス)で温室のガラスに例えられる。

輸入エネルギー(原油)や原子力に頼るのではなく、自然エネルギーの可能性を考える。原子力発電は、できるならば使いたくない技術。風力エネルギー、太陽エネルギー、バイオマスエネルギー、地熱エネルギーと、北海道は再生可能エネルギーが豊富。。自然エネルギーに必要な面積は農地に比べて僅かで、地域を豊かにしお金の地域循環が起きる。再生可能エネルギー社会を実現するための社会コストはたいしたことではない。

これからは地域におけるお金の循環に目を向ける。安さばかりを追求するのではなく、再生可能エネルギーを主体とした地産地消型エネルギーインフラ形成は、雇用創出、エネルギー自給、環境保全を実現する有力な選択肢である。現在のエネルギー・環境危機をむしろ経済発展・国力強化の好機と考えるべき。

競争力の緩い社会が生き残れるのか。北欧に代表されるように教育による競争力を維持することが大切。北欧諸国は幸福度が上位である。因みに日本は数十位。再生可能エネルギー促進料が多いドイツは失業率が低下している。少子高齢化、人口減少問題等、悲観的な日本の未来社会に向けてヒントが隠されているのでは。

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「デニー知事トークキャラバン イン札幌 ―沖縄の声を聞き、皆で考えてみませんか―」   教育文化会館

新聞で沖縄県玉城知事が来札し講演すると知って申込み、その後、あの首里城の火災発生のニュースを目の当たりにする。この会は、玉城知事が6月から全国を回るトークキャラバンの一環で東京、名古屋、大阪に続いて開催された。「沖縄の基地問題を自分ごとに置き換え、一人一人が主権者として考えてほしい」と呼び掛けた。

道内で年明けに行われる日米合同訓練で、米海兵隊の輸送機「オスプレイ」が航空自衛隊千歳基地(千歳市)で補給する可能性があることに触れ、「沖縄からの訓練移転の形で、オスプレイの訓練が行われる。米国の国内法が運用されることを頭に入れてほしい。沖縄の重大な懸念が全国に広がることが危惧される。」と、語った。

焼失した首里城の再建に向け、道内を含む国内外から寄付が寄せられていることに感謝を示した。テレビ画面に映し出された信じられない光景がまだ脳裏に浮かんでくる。沖縄を旅行した時の印象的な建造物だった首里城。元々、歴史的に独立国だった沖縄、その象徴的存在の首里城、是非復元することを願って。

開演30分前にもかかわらず空席を探すのに難儀した。開演時には通路にまで座っている人がいるほどで、沖縄問題に関心があるからか、玉城知事人気か。玉城知事は立て板に水の如く引き付け、限られた時間の中で端的に語っていた。沖縄の白いサンゴ礁、どこまでも続く青い海、大らかな人々。北国育ちの私は異国情緒を感じ憧れてしまう。この講演会を通して、沖縄県の面積は札幌市と殆ど変わらないことを初めて知り、そこにあんなに多くの基地を抱えているとは。札幌市にと例えて考えると他人事ではない。

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