日記

「藻岩山」ロープウェイで紅葉が見ごろな頂上へ

投稿日:2019年10月21日 更新日:

遠くから紅葉が進んだ藻岩山を眺めながら

昨日の雨が噓のように上がり快晴の空。夫と息子の三人で藻岩山ロープウェイ入口を目指して歩く。途中の児童公園の木々はすっかり紅葉している。ベンチに腰を下ろし一休みしながら藻岩山を眺めてみると緑の中にも黄色や赤が目立ち始め紅葉が進んだようだ。今日は絶好の紅葉日和。期待に足を進める。

雪虫が舞う中を縫うように歩いて

気が付いてみるとまるで吹雪のように雪虫が舞う。目を開けていられないほど。今まで見たこともない光景に驚いてしまった。きっと、あと10日くらいで降雪があるのだろうか。すっかり好かれてしまったようで、衣服にも雪虫が付いて離れない。衣服についている雪虫をよく見ると真っ白ではない。灰色がかった黒っぽい羽根で意外に思えた。なぜ、飛んでいる雪虫は白く見えるのだろうか。

ロープウェイと散策路で頂上へ

藻岩山ロープウェイ入口に辿り着く。エスカレーターでチケット売り場へ行くと、大勢の人が並んでいて悪い予感がした。この時間にこんな大勢の人が。いつもなら15分間隔で動いているロープウェイはこの混雑で10分間隔のようだ。ジグザグに並んでいた人達が進んでいった。

どうやら私達は今到着したのには乗れずに次のようだ。こんなに混んでいるロープウェイは今までに経験したことがない。暫く待って、やっとロープウェイ5分間の旅が始まった。紅葉の美しさは期待以上だ。どちらかと言うと黄色が多く、進行方向に向かって右手には遠く三角山・円山・大倉山・手稲山、左手には豊平川と街並みを眺めながら中腹駅に到着。

そこからはミニケーブルカーを利用せず、散策路を徒歩で頂上を目指した。夫の危ない足元が気になったが、息子と二人でクリアしながら克服する。私一人では心許ないので、息子が同伴してくれることを有難く思う。頂上では大勢の登山者や観光客が思い思いに過ごしている。

さらに、今日は家族連れの車椅子の方が多く、エレベーターを利用して展望台からの眺めを満喫しているようだった。施設の中ばかりではなく、機会があれば外へ出ることが大切だと思う。札幌は様々な公共施設でベビーカーや車椅子の方を見かけることが多く、外出しやすいのは良いこと。

頂上展望台からの眺めは

雲一つない、どこまでも見渡せる快晴の空が続く。やはりこれまで登った定山渓や大雪の山々の方に目が行ってしまう。それから、以前住んでいた辺りの山々が懐かしい。左から紋別岳・樽前山・風不死岳・恵庭岳・空沼岳・札幌岳等。

夫の運転がおぼつかなくなってからは、私の下手な運転で十八番の紋別岳とイチャンコッペ山へ。「良く登ったよね。」と、夫に語り掛けると話を合わせるようにうなづいてはくれたが。

昼食は珍しく手作り弁当で

昼食は息子の発案で珍しく手作り弁当にし、夫の好物の甘納豆のお赤飯・昆布やさつま芋の煮物卵焼きなど。思いの外、パクパク食べる様子に子供の頃からの好物を覚えていたのだとホッとする。息子にとっても久しぶりの手作り弁当だったようだ。

私といえば食べ飽きた味だが、時にはこれも必要かなと納得する。正直一人暮らしの身にとっては億劫になりがちな毎日だ。ボケ防止、ボケ防止と、自分自身に言い聞かせる。夫の病状は確かに進んでいる。何とか、たまに一緒に散歩に出かけたり他愛のない会話を多くする事で少しは進行を遅らせることを望みつつ。

帰り道、またまた目に入りそうなくらいの雪虫の到来。雪虫は藻岩山裾野に多く生息しているのだろうか。木々が多いせいかもしれない。電車通りに出ると少なくなった。本格的な降雪になる前にお弁当持参の散歩ができたら良いのだが。

今回、藻岩山へは夫を誘ってから徒歩でロープウェイ入口まで向かったが、市電の外回り・内回りどちらでも「ロープウェイ入口」で下車すると近くから無料シャトルバスが出ているので、それを利用すると便利である。ロープウェイ入口は、市内バスの停留所にもなっているので帰りには確認が必要である。

 

-日記
-, , ,

Copyright© コマクサ|札幌円山近郊山登りとお勧めスイーツと雑記 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.