「真駒内公園」へのアクセス
乗用車では真駒内通りを南へ。地下鉄では地下鉄南北線終点「真駒内」で下車する。バスターミナルにもなっていて、ここから「芸術の森」や「滝野すずらん公園」などへアクセスは豊富である。
児童公園と「六花文庫」
地下鉄駅から真駒内通りを抜けて真駒内公園を目指していたが、今日はその手前の真駒内緑町で右折してみた。歩道というより車が通行止めになっていて広くて歩きやい。途中、「緑町公園」と向かい側に「五輪記念公園」があり広い敷地にお子さんが遊ぶのに十分なスペースだ。浅瀬の階段状になった水辺は真夏には格好の遊び場になるだろう。
そこを通り過ぎると趣のある建物が目に入り思わず佇む。「六花文庫」の小さな看板があり、建物の壁面一面に紅葉した蔦で覆い、見とれてしまった。暫く歩いて左折すると「真駒内セキスイアイスアリーナ」が目に入り五輪通りを横断する。「真駒内セキスイアイスアリーナ」ではイベントが行われていたのか、若い人で賑わっていてグッズ販売所は長蛇の列。Tシャツや小物に人気が集まっていたようだが、そこを通り過ぎ「札幌市豊平川さけ科学館」へ向かう。
札幌市豊平川さけ科学館
「札幌市豊平川さけ科学館」は真駒内川と豊平川の間に位置している。豊平川の水質が悪化して鮭が遡上しない川になった時、水質の浄化や稚魚の放流をして現在のような鮭が遡上する川に甦らせ、それを記念して造られた。
建物は昨年の地震の影響もあり、外壁は未だ改装工事中。先に遊水地へ行きのんびりとのぞき込んでいると、猫が池の様子を伺っていて、なかなか離れそうもない。跳びはねる魚を待っているのか、猫のしぐさが面白かった。
黄色っぽいますは婚姻色なのだろうか。
おさかな館は地味だが、懐かしい「とんぎょ」がいて興味のあるところだ。子供の頃はたくさんいて川遊びをしていると簡単に見つけることができ、「なんだ、とんぎょか。」とそのまま川へ直ぐに放したものだ。
「とんぎょ」の学名は「エゾトミヨ」で、現在、絶滅危惧種に指定されている。子供の頃、放していて良かったとしみじみと考えてしまった。あの「とんぎょ」が、絶滅危惧種だなんて。
「札幌市豊平川さけ科学館」は鮭の生態を伝える科学館で水族館のように楽しめる。殆ど「やまべ」かと見間違えそうな稚魚が飼育されていて、イトウ、サクラマス、オショロコマその他の幼魚は表面の模様が微妙に異なり、素人目には区別がつかないほどだ。
建物は決して立派とは言えないが、こじんまりとした中にも時間をかけて見学する価値は十分にある。
見ごろを迎えた楓の紅葉
「真駒内セキスイハイムスタジアム」の横を歩くと、楓の紅葉が進んでいて見事だった。何度も立ち止まり微妙な色の変化を眺めた。日曜日にも関わらず、思いの外人気がまばらで歩きやすく紅葉がを楽むことができた。
白樺とイチョウの黄葉
左折して中の道を歩いてみた。迷いそうなのでこの道を歩いたことはなかったが、今日は息子がいるので挑戦してみたところ、白樺とイチョウの黄葉とナナカマドの紅葉のコントラストが絶妙なゾーンである。
お勧めランチ
真駒内通りに出ると「六花亭」。ランチやコーヒータイムにお勧め。ピザや食事を取り珈琲を注文すると200円でお替り自由。お子さんのお食事もできるし、食事後にはお菓子を買う楽しみがある。
今日の私たちは、「東光ストア真駒内店」の「山のさる」。ランチメニュー等、メニューが豊富でいろいろ選ぶことができる。込んでいて暫く待っていたが、待ったかいがあり美味しくいただき話も弾んだ。珍しく寿司定食とコーヒーを注文し、コーヒーはおかわりまでしてしまったほど。
「真駒内公園」は公共の乗り物を利用しても乗用車でも気軽に楽しめるお勧めの公園である。地下鉄を降りてから、交通量の少ない道を選び歩くと、車の心配をする必要もなくなる。