日記

「三角山」登山は、気力と体力を確かめながら

投稿日:2019年9月6日 更新日:

明日から3~4日、天気は下り坂らしい。今日は三角山が呼んでいると、自分に言い聞かせ早朝から出かけた。地下鉄を降りると直ぐにバスと接続し、「今日はラッキー。」と、心の中で呟く。時刻表を全く見もせず思いつき行動の私なのだから。

三角山登山口付近で下車すると、5~6人の人が下りてどこかの職場へ、同じ方向へ向かって足早に歩く。「重度心身障害児・・・」とある建物へ吸い込まれるように入っていった。子供たち対象の施設のようだ。これまで何回もここを通っていたにも関わらず、施設というと私の思い込みで特養老人ホームなどの老人関係しか頭になかった。「重度心身障害児・・・」にショックを感じた。

子供たちが親元を離れてここで暮らしているのだろうか。間もなく職員さんと入所者さんが散歩に出かける様子が見えた。子供と言っても中学生か高校生くらいの男の子。「児」とはあるが、未成年という意味なのだろうか。でも、どんな事情があるにせよ複雑な心境であった。

平日で早朝、さすがに登山者は少なそう。三角山にはいくつかの登山道があるが、今日は私が独自に決めている急登コースを選ぶ。急に標識が表れ、「三の坂」から「四の坂」へ、この辺りはまだ歩きやすい。「六の坂」から急登で、石や岩につまずきそうになる。

「七の坂」から「九の坂」へは「苦の坂」と勝手に名称変更しながら登る。自分自身に「頑張れ、頑張れ。」とエールを送る。さあ、ここが頑張り時で「十の坂」へ、頂上はもう間近。ところが、最後がまた急なのだ。「やった、やったあ。」久しぶりに、一応急登に挑戦してみた。

三角山は急登とは言え、一流の登山からみるとお恥ずかしい限りの低山である。下山にも今日はこの道を試み、自分自身の勝手な判断で体力も気力もまだ大丈夫かもしれないと、一安心した。残念ながら、今日の三角山に秋の気配を感じることはきなかったが、また、日を改めて訪れてみよう。そういえば、小鳥のさえずりやリスとの出会いなどもこの山ではまだ遭遇していないかもしれない。

自然との関わりというより、これらも体力作りの山としていこう。あれこれと、自分自身を振り返りながら、もちろん徒歩で家路を急ぐ。この辺りは「山の手」や「宮の森」と地名にあるように比較的高地なので、なだらかな下り坂をひたすら歩くのみである。

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