日記

「道民公開講座」認知症専門医が教える 脳の老化を止めたければ歯を守りなさい

投稿日:2019年8月20日 更新日:


昨日の台風10号がそれ程大きな被害をもたらすことなくなく去り、夏の暑さが戻った今日8月17日(土)は、「道民公開講座 認知症専門医が教える 脳の老化を止めたければ歯を守りなさい」の聴講日。
開場10:30には少々時間があり、近くの中島公園「日本庭園」を歩いてみた。10羽近くの鴨がのんびりと池の中を漂っている。私がカメラを向けると3羽の鴨が逆立ちをしたり潜ったりポーズをとってくれて可愛らしい。
風が穏やかだったせいもあり池の水面の波紋が凄く奇麗だった。

「道民公開講座 認知症専門医が教える 脳の老化を止めたければ歯を守りなさい」は、岐阜県の認知症専門医「長谷川嘉哉先生」の講演である。ご自身の祖父が認知症であった経験から、認知症と歯の健康についての関連性を捉え開業医として認知症の改善と予防を行ってきたそうである。「ボケた爺ちゃんが僕に白衣を着せた。」とあった。

特に印象深かった話を記してみると、
【 認知症とは? 】
①早期認知症  何か変、65歳以上の人の7人に1人
・論理的思考ができない(=待てない)
・理性のコントロール(=すぐ怒る)
・逆走、アクセルとブレーキを間違える
・運動機能、聴力の低下
*身近なところにおりませんか(身内、友人等)。私にも数人心当たりが。

②中核症状レベル
・服薬管理ができない
・料理は食材の買い出し、金銭の取り扱い、調理の手順等、脳を非常に活用するので、大切
・金銭管理 お金の簡単な計算ができなくて、財布の中が小銭だらけになっていたら要注意
・身だしなみの変化
・家族は第三者の指摘を素直に受け入れる 家族にとっては変化に気づかずにいても第三者は客観的にみてくれる

③周辺症状 人格・性格変化、厳格・妄想、徘徊、暴力行為、過食・拒食・異食、睡眠障害、多動、不潔行為

男女別の周辺症状 ・女性 物とられ妄想  ・男性 妻とられ妄想(嫉妬妄想、妻を所有?)
『妻は旦那を忘れ、旦那は妻を忘れない』*会場からかなりの笑いが起こる。

【認知症にならないために】
①生活習慣病の予防 三大疾病(糖尿病、脂質代謝異常、高血圧)
②運動 有酸素系
③食事 たんぱく質を意識
③脳にある扁桃核(快・不快を瞬時に区別する感情の中枢、記憶する海馬より先に委縮する)を刺激する生活習慣
④社会参加 誘われたら断らない

【歯科の重要性】
①歯周病が引き起こす病気 糖尿病、脳血管障害、心臓病、認知症
②認知症予防のために  歯を残す(一噛みで3.5mlの脳の血流が増える)、必要なものが食べられる、身体のバランスを保つ)

③脳への刺激(口への刺激三分の一、指の刺激三分の一、脳の中三分の一)*ここは少々聞き取りが曖昧でした。
④歯を守る 歯磨きは両手を使うと効果的、一日一回は徹底的に磨く

【最も大事なことは歯科受診】
①髪を切るがごとく受診を(理想は3か月に1回)
②治療ではなくケア
③歯科衛生士は歯科医の助手ではなく口腔ケアの中心、汚い仕事であり感謝

時には「笑い」を取り、2時間を感じさせなかった。私の母親や夫の介護以前にお聞きしたかったが、これからは自分が予防として取り組む良い機会としていこう
因みに、歯磨きは三度三度行い、歯科への定期診断は3~4か月に一度で、理想的な歯との関わりの私。しかし、騙し騙しの毎日なのだ。「8020運動」を意識して行こう。

歯ブラシのお土産付きであった。

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