日記

都市銀行の変わり様と古き良き時代を彷彿させる地方銀行、信用金庫、JAバンク等々

投稿日:2019年8月8日 更新日:

私事であるが相応しい金融機関を探すことになった。「北海道銀行」か「北洋銀行」しか知らない私にとって、どこが良いのかさっぱりわからないため、資料を手に入れようと幾つかの金融機関を巡ることにした。午前9時開店を目指し8時半に家を出る。9時を少々回ったところで、「北海道信用金庫」に辿り着いた。「元 札幌信用金庫」(さっしん)と言われたところで、最近、合併して店名が「北海道信用金庫」になったそうだ。開店間近で店内の人影はまばらであった。カードをとるな否やすぐに案内されたが、私の求めたいパンフレットはまだできていないとのことで、担当者から名刺を頂き日を改め連絡を頂くことになった。

2件目は「三菱ufj銀行」。ATⅯが並んでいる辺りから入ったが受付がどこかわかりずらかった。それもそのはず、自動ドアの前に警備員、ドアを入ると警備員で二重三重の警備体制である。物騒な世の中になってきたので致し方無い。三人の案内の女性がいて、次から次へと案内して客を待たせないようなシステムになっているのがわかった。私はすぐに2階へ案内されたが、自動ドアの向こうには案内の女性がいてすぐに目的を達することができたが、北海道の銀行とは全く異なる客への対応に戸惑ってしまった。担当の男性は関西訛りがある方で転勤して北海道勤務になったのか。全国規模での転勤は大変だが、都市銀行員の宿命かと思いながら。
隣接する「北洋銀行」(元拓銀本店)では、「日ハム」選手のパネル状の派手な写真が人目をひく。

3件目は「三井住友銀行」。外からビルを見ると入り口がわかりずらく、飲食店が地下にあるようでその看板の方が目立っていたし、外から銀行の中の様子は全く見えない。恐る恐る中へ入った。やはり警備員と案内の女性。ここも警備員が主流に思われる。そして、ずらっと並んだあの窓口がなく、行員の働く様子は全く見えず。「えっ、ここが銀行。」と、銀行のイメージというと「北海道銀行」や「北洋銀行」でありびっくりのし通しである。
案内があるまで壁とのにらめっこであった。
「イメージが変わりましたね。」と係りの方に話したら、最近、内装関係をリメークしたとのこと。
さらに、紙を使わず、アイパットで出金と納金の手続きをしていた。もうそういう時代なのだ。けれども、中年ご夫婦は四苦八苦なさって何度も担当者に確認していた。きっと私もこうなるであろう。

4件目は「JAバンク」。東急百貨店の近くで、ホクレンなど農業関係の会社が入っているビルにある。
普通に中に入れたし、いつもの北海道の慣れ親しんだ銀行の雰囲気であり、なぜか気持ちが落ち着いた。担当の男性は丁寧に説明して下さった。帰り路、ビルの外に警備員がお一人おられた。
そして歩道脇に産直テントがあり農産物を販売していた。
「どうしてこんな人通りの少ない(ほとんどない)ところで売っているのですか。」
実際、人通りは疎らなのだから。
「敷地内なので。」という答え。
「チカホなら売れますよ。」と、余計なことを言いながら、黄色いミニトマト、赤いパプリカ、白い玉ねぎを買ってしまった。

都市銀行は最近の世相を反映し警備が厳重で、客との対応そのものもいかに待たせず能率よくスムーズにがモットーのように思われる。
北海道の金融機関のあののんびりさが好きだが、そうは言っていられないのかもしれない。
いつ、どこで想定外の事件事故があっても不思議ではないこのご時世だから。

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