日記

「中島公園」のアジサイと「北海道立文学館」でお江戸を

投稿日:2019年7月27日 更新日:

市電外回りで中島公園へ向う。11時頃、乗車したところ「11時45分から駅前通りでイベントがありすすき野までの折り返し運転となります。」とアナウンスが流れた。何も確かめずに乗車したが、ぎりぎりで間に合い良かったとほっとする。今日は駅前通りでどんなイベントがあるのか。昨夜は豊平川河川敷で夏の風物詩花火大会が催され浴衣姿を多く目にした。
「中島公園」で下車し、小さい橋を渡り天文台の横を通るか否か天文台の天井がガーガーという結構大きな音で開き戸惑った。昼間でも開くことがあるのだと改めて知った

「北海道立文学館」では「歌川広重 ふたつの東海道五拾三次 保永堂版×丸清版」が前期6月8日~7月15日、後期7月17日~8月18日で展示されていて、今日は後期の観覧である。江戸時代に「十返舎一九」の「東海道中膝栗毛」がヒットとなり、「歌川広重」の「保永堂版東海道五拾三次」は合わせて爆発的な人気を呼び、その後15年を経て「丸清版」が刊行されたそうだ。同じ宿場の様子を描いても構図や色使いなどが異なるのが興味深い。その土地の現在の写真が添えられ、勿論江戸時代とは比較にならないかもしれないが、説明文と読み比べながら見るとさらに面白い。「東海道五拾三次」が二種類あったとは、初めて知った。
浮世絵は遠近法や細やかな筆使いや人物の表情など、西洋の画家に影響を与えたという。そして、江戸時代はその頃の世界で稀に見るほど出版物が庶民まで行き渡っていたとか。庶民も寺子屋で学び読み書きソロバンができ、それだけ多くの人が普通に文字を読むことが出来た。これは世界に誇れることだったという。鎖国中に日本を訪れた外国人(オランダ?)は驚いたそうだと、ものの本に記してあった。それに比較し、現在、大学は東大でさえ世界的なレベルから少し落ちたような。
鎖国をしていたとはいえ美術以外にも、改めて今更のように江戸時代から学ぶことがらが多くあると思う。

観覧後、公園を歩いてみた。訪れていた人は多くはなかったが、池の周りのアジサイ、秋を感じさせるキキヨウに心が和む。けれども、秋はまだ早すぎるような。
今日は気温が平年より高めだが、日本庭園の中はせせらぎ水の音と共に爽やかで気持ちが良かった。

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