日記

「円山」登山は、シマリスと今が見ごろの初夏の花

投稿日:2019年7月12日 更新日:

今週は晴天続きであったが、週末のお天気は下り坂の予報である。雨が続くと登山道もぬかるみになるので、今日、円山に登ることにした。登山口のアジサイが咲き始めていた。青い花の中に所々薄紫の花が混じっているので不思議に思えた。

杉並木の木道を歩いていたらいつもより人通りが多い。それもそのはず、何とシマリスがいた。切り株のところで餌を食べているのだ。一匹かなと思っていたらチョコチョコと三匹が行ったり来たりしている。二~三人の小さな子ども達が「可愛い可愛い。」と言いながら見ていて触ろうとしていた。

「さわっちゃいけないよ。」と、お母さんが声を掛けている。本当に直ぐにでも触れそうなところまで来ていた。なるほど野生の動物には触らないほうが良い。周りの大人たちはカメラのシャッターの瞬間を捉えるのに余念がない。私もその中の一人であった。

あの餌はどうやらヒマワリの種のようだ。誰かが餌付けしたのか少し残念な気持ちになってしまう。さあ気を取り戻して歩き始めると、今度は木道にエゾリスがいた。シマリスより若干大きめである。今日はリスに会える日だ。

6月下旬に蕾だった木道脇のオオウバユリがちょうど開花し始めていた。背丈は1メートル以上になるものもある。一つの株に十個以上連なって薄き緑色の花をつける。緑っぽい花弁を持つ花には滅多にお目にかかったことはないのではないか。オオウバユリはアイヌの人たちが球根からでんぷんを取っていたと言う貴重な植物だったらしい。食用にされていた時代もあったのだ。ここ円山と知事公館の庭に多く群生している。花を咲かせている期間は長くはない。

上り坂に差し掛かった。今日の天候を考えいつもよりペースを上げる。珍しく心臓の鼓動がドックンドックンと聞こえて来た。登山道にカラスがいるからそのせいかもしれない。最近、ジョギングをしていて襲われたのでぞっとして両手をかざし防ぎながら歩いた。まもなくカラスの子育てシーズンが終わると思うのだが。

頂上ではさっとお茶で喉を潤し即座に下山した。帰り道には案の定、ポツリポツリと冷たいものが降ってきた。午後から雨の予報であったが、早い。今日は早め行動で大正解である。

初夏の「円山」は、アジサイやオオウバユリといった花が見ごろを迎え、リスが愛らしい姿を見せてくれる。

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