日記

円山、藻岩山、大倉山の自然歩道の歴史と活用そしてまちかどキャンパス

投稿日:2019年7月1日 更新日:

日常、私が手軽に近隣の低山登山をしているいくつかの山が「紀伊國屋書店トークイベント」(6.29土)の「テーマ」に含まれていたので参加してみた。開始15分前には人気の高さを窺わせ、すでに満席状態であったがどうにか空席を見つけ着席する。どちらかと言うとやはり中高年の方が多い。

円山や藻岩山を登っていて、あまり気にしてはいないものの心なしかお地蔵さんが多いことが気がかりだった。その問いが今日のトークイベントで解決できそうに思った。

明治時代に入植した倭人達は「モイワ」(小さな岩山)と呼ばれていた隣の小山(今の円山)とインカルシペを取り違え、インカルシペを藻岩山、モイワを円山と呼び習わし、やがて誤解されたまま地名として定着。元々藻岩山は火山であり円山は岩である。
写し巡礼 移し巡礼(順礼)写し霊場

神社や寺院と周辺の山々との関係

四国八十八ヶ所や三十三ヶ所を模して創られ、藻岩山や円山に登山口付近に御寺があり登山道の要所にお地蔵さんが設置されている意味がわかった。今まであまりきちんと眺めずに通り過ぎていたがこれからはお顔を拝見しながら上を目指していこう。藻岩山や円山、大倉山と北海道神宮、伏見稲荷神社、藻縁山観音寺など周辺の神社や寺院の関係に納得できた。

市電は、過去には画期的な交通網であったとは

明治時代に計画的に都市づくりされた札幌の古地図には円山と藻岩山をメインに据え、道路状況や建物が記されている。現在の「札幌市水道記念館」は名称こそ異なるがこの頃からあり、近くには温泉施設まであった。現在より市電の交通網が充実していて、円山まで来ていたことがわかった。車社会ではなく地下鉄も通っていなかった時代、市電は画期的な交通網であったようだ。札幌に在住しまだ数年しか経っていない私にとっては驚きである。

“歩くこと”への熱意が伝わってきました

“歩くこと”は散歩、散策、ウォーキング、まち歩き観光、レクリエーション、健康増進、競技目的、趣味など個々人がそれぞれの目的で取り入れているが、地域の若者、観光客に積雪慣例都市低山と200万人都市に隣接する豊かな自然と文化を知ってもらいたいという熱意が伝わってきた。

学生と頂上でご来光を体験しその感動を学生と共に味わい、「歩く」ことを通した札幌の新しい発見と啓蒙活動に拍手を贈りたい。トークイベント終了後に参加者から、「大倉山から短時間で縦走できる三角山もこの取り組みに是非入れてほしい。」という要望がありそれは、私も同感だ。

『紀伊國屋書店トークイベント 1Fインナーガーデン6.29(土)より』:一部引用
北海道科学大学 まちかどキャンパス「低山登山とエリア散策を楽しむ:藻岩山・円山など札幌の自然歩道の歴史と活用」
主催 北海道科学大学 【講師】 北海道科学大学 未来デザイン学部メディアデザイン学科道尾淳子さん

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