日記

「円山」登山で、可愛らしい保育園の子ども達と密かに競争しながら

投稿日:2019年6月13日 更新日:

円山の杉林を通り抜けようとしていたら、幼い子ども達の独特なあの弾むような可愛い声がした。声のする方に目を向けると20~30人くらいの保育園の年長さんと年中さんと思われる子ども達が保育士さんに導きられて、おじぞうさん登山口から登り始めている。ジグザグコースなので、ちょうどその子ども達の色帽子の動きがジグザグに見え隠れし、何とも言えず可愛らしくてきれいだった。つい足を止めてその動きに見入ってしまう。

はっと我に帰り、私は登山口が違うのであの子たちに負けないようにと、自分自身に気合を入れ直した。杉林の木道コースの草花を眺めながら、動物園との境界に高さのある金網が張り巡らされていてその横を通り頂上を目指す。たまに、猛獣の声が聞こえる時があり面白い。

今日は平日なのに登山者が多くすでに下山者がいた。挨拶をかわし、何気なくお顔を見ると先日もお会いした方だった。あの方はここの登山が生活の一部になっているのかもしれない。札幌周辺の山々はお独り様でも安心して登山できる。今日の円山も若い人から中高年まで様々なお独り様が多い。木々の緑が濃くなり、ハルゼミの羽音が賑やかだ。その中であの子達の声が途切れ途切れに聞こえてくる。頑張っているのだ。

頂上では、雲ひとつない青空にみとれ暫く佇んでいた。遥か札幌ドームが眺められる。
円山頂上にも山ガールと思しき素敵ないでたちのお若い女性二人。一人の方のトレッキングシューズが喜んで良いのか悲しんで良いのか私と同じメーカーと色でびっくりした。

そうこうしている間にあの彼らが頂上にお出ましになる。頑張ったね、保育園のみなさん。密かに競争させてもらい、お蔭でみなさんから元気を頂きました。ありがとうございます。保育士さんたち、お疲れ様です。予想もしない様々なことが起きるこの時代、エールを送ります。

下山中、下の方で私に手招きをする人がいて、知った方かなと思い足早に近づくとエゾリスが近くにいることを教えて下さったのだ。そのエゾリスは餌をさがしにすばやく木に上っていってしまい、あっという間のできごとで残念であった。

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