日記

「円山登山」、まだ5月なのに3日連続の夏日でした。

投稿日:2019年5月29日 更新日:

5月晴れはありがたいが、なぜか昨日まで3日連続の夏日だった。心も体も春を迎えたばかりで夏の準備はまだ整っていない。ただ暑かった。やっと少し爽やかになり一か月ぶりに円山へ出かけてみた。平日の円山は登山者は少なくて静かである。

オオウバユリ、マムシグサそして、マイズルソウが

杉林沿いの木道脇の植物は心なしか様変わりしている。オオウバユリの背丈は伸びていたが花の蕾はまだのようだ。遠くにマムシグサが首をもたげていて、足元に目立たないマイヅルソウの群落を見つけた。

登山道にさしかかると4月末には道々にエンレイソウとエゾエンゴサクのお出迎えであったが、その面影すらなかった。しかし、エンレイソウは三枚の葉の真ん中に実を結んでいて可愛らしかった。今日は鳥の声が消されるようにハルゼミが一斉に鳴いている。凄い音量だ。セミは羽化してもたった一週間で一生を終えるという。

久しぶりの登山は頂上が遠く感じて

同じ山に何度か登っていても久しぶりの登山になると、
「えっつ、頂上までこんなに遠かったかな。」と登りが長く感じられるのは、なぜだろう。
やっと頂上付近のお堂の赤い屋根が見えてほっとし、一息つき喉を潤すと背中にどっと汗を感じてしまった。

下山時にはゆっくりと花を眺める余裕が持てる。この時季、マイヅルソウやマムシグサマのように白い花を咲かせる山野草が多いことに気づいた。これまでマムシグサを遠くから眺めることしかなかったが、ここでは身近に見られた。名前のごとくマムシの首のように頭をもたげている。

下山後は巨木が多い山際を歩いて

沼か池のような水溜りに黒いものが漂っているところがあり、ふと足を止めてしまった。これが泥炭になっていくのであろうか。円山登山後の帰り道には巨木が多い山際をゆっくり歩くのが好きである。なかなかお目にかかれないようなカツラの巨木がどっしりとたたずんでいる。樹齢はどのくらいなのであろうか。不思議なオーラを感じてしまうのはなぜか。

たまに、この辺りをリスが走りまわっているが今日は会えなかった。春のエゾエンゴサクとエンレイソウのような花の回廊はもう期待できないが、7月になると水色や青色のアジサイが美しい。そして、道端に地味で目立たない花々が迎えてくれる円山にまたチャレンジしてみよう。

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