日記

「おいしい仕事人」NHKラジオ深夜便より 日本では年間600万トン超の食糧が廃棄されています

投稿日:2019年3月24日 更新日:

最近、節分の恵方巻きなどが売れ残り大量に廃棄され問題となりました。

WFP(国連世界食糧計画)で日本の女性が活躍されていることを知りました。お父様が医者であった関係で子どもの頃からアフリカなど世界各地へ行き貧しい人々と接する中で世の中を良くしたい社会のために尽くしたいと考えるようになったそうです。

新聞記者として報道に関わり「世界から飢餓をなくそう」の思いでWFPに入られましたた。主に、食糧支援を行っている組織ですが、日本ではなかなかわかってもらえず全く他人事であり遠い問題としか捉えられていない現状です。しかし、最近知ろうとする動きは広まってきています。

食糧支援の必要な国、例えばエチオピアの子どもは、家に食べる物がないので学校へは勉強をするという目的もあるが、食べられるから行くのだそうです。農村部では生活環境に文字がほとんどないので、せっかく学校で2〜3年学んでもその後忘れてしまい学力が身に付いていない。

ネパールでは、2015年に大震災があり、震災後一機に食糧が滞ってしまい、そもそも貧しいのにより一層貧しくなってしまいました。ネパールは国土のほとんどが山岳地帯で日常的に何時間もかけて水を得るところです。その被災地にどのように食糧を届けるか。

そして、危険な場所にいる人を餓死させてはいけないという思いがあります。ジープやトラックなど輸送機関もままならないのでヒマラヤへの登山客のもともと職業であるポーターをうまく活用し賃金を払い運んでもらいました。

ナイジェリアなど危ない地域には未だ過激派の暴力行為に対峙し支援が必要な人が120万人います。防弾車で移動しなければならないほど危険なところが多いし、自爆テロがどこでいつおこるかもわからない。女性や子どもは洗脳されていて、長いドレスの下に爆弾を抱えている女性も大勢います。

難民の場合、歩いて国境を超えて来た人たちなので、初めはペースト状のものである程度安定してきたら栄養素を考えたものに変えていきます。1100カロリーとれる豆、小麦粉、油、塩などが基本で月一度定期的に。妊娠していたり授乳期の若いお母さんには特別なものを。

店のあるところでは現金や引き換え券をわたす場合も増えてきています。自分で必要なものを選べるので喜ばれていますが、これは環境が整わなければできない方法です。どんなところであっても食糧を必要としている人がいればできるだけ支援していきたいし、危ないところほど飢餓に陥っている人が多いからです。

食糧を待っている人に会えると嬉しいけれど、当然と思っている人が多いし「ありがとう」がない時もありますがそれでいいのです。仕事でやっているので「ありがとう」を常に要求してはいません。飢餓問題は人間全体の問題であり余裕のある人間が考えていかなければならないことです。

2030年までに地球から貧困をなくそうと国連が定めた持続可能な開発目標「SDGs」17の一つです。日本では年間600万トン超の食糧が廃棄されていて、その量はWFPの食糧援助量の二倍近くに達しているそうです。自分でできる身近なこととしては、必要な食品を必要なだけ買い無駄に捨てることがないように心がけていくのみです。

〜ラジオ深夜便「おいしい仕事人」より〜
国連世界食糧計画(WFP)で活躍されている日本の女性でしたが、お名前を聞き逃してしまいました。ごめんなさい。

-日記
-, ,

Copyright© コマクサ|札幌円山近郊山登りとお勧めスイーツと雑記 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.