日記

「ビリギャルのモデルとなった小林さやかさん」がトークショーを、サッポロファクトリーにて

投稿日:2019年3月16日 更新日:

映画「ビリギャル」のモデルとなった小林さやかさんとそのお母さんである橘こころさんのトークショー 〜家庭から教育を〜が「道新」主催でさっぽろファクトリーで行われました。

さやかさんは弟さんと妹さんの三人兄弟。さやかさんはビリギャル、弟さんはツッパリ、妹さんは不登校と、その当時を省みて必死に子育てをしていたお母さんの様子が手に取るようにわかりました。お母さんは、お子さんたちが幼い時には育児書を読みあさり、とにかく躾には厳しかったようです。身内の中で唯一の男の子である弟さんに対する躾には特に厳しく、悪さをすると戒めと称し手と足へのシッペ。

その時には自分自身も傷ついていたと、語っていました。押してだめなら引いてみた、けれどある年代になると切り替えたそうです。すると、いいところだけが見えてきた。それで、子育てが変わった。なぜ、子どもを信じられたのか。結果が良くなると「信じよう。」と言葉に出すことで自分にも刷り込まれるようになったとか。

さやかさんは、小学生の頃は暗くてすぐに落ち込む子。3月生まれの劣等感があり言いたいことを言えない子だった。けれども、自分のなりたい姿を持っていて自分をリセットしたかった。幸い両親からは「勉強をしなさい。」とは言われたことはなかった。自分を変えようと中学受験。中学、高校、大学一貫校に合格し急変に成功。化粧、髪染め全てに興味を持った。その頃、親からの強制には抵抗していたが、母親は静かに見ていた。

弟のためにとった塾の面談にたまたま代わりに行って「坪田先生」との出会いがあった。化粧をしてピアスをして高いヒールの靴を履いていたのに声をかけて聞いてくれた。「坪田先生」がさやかさんのキラキラするものを見出してくれた。わくわくするものを見つけさせてくれた。幸せな人生を送れると信じてくれていたお母さんの考え方に似ていた。

「さやかちゃん、東大に行かないかい。慶応だったら桜井翔くんが行っているけど。」小4のドリル一冊から始めてその時7割できていた。普通、高2の子はできて当たり前なのに先生は褒めてくれた。「普通なら1年かかるのに2週間でできたのだから天才だよ。」小5用は1週間でやろうと思った。

授業をしないで対話とコーチングの塾で、まさしく個(子)別指導学習塾であった。コーチングは能動的で一般的な塾の授業は受動的。1年半に渡り一日15時間の勉強をし、みごと慶応大学合格。

過保護も放任も子どもを信じていないので虐待に等しい。親は見守るだけで、自分で決めさせること。
大人の刷り込みではなく自分のビジョンを持てるかが大切。「自己肯定感」がないと自分のビジョンを持つことはできない。子どもにつけさせたい力、それは「自己肯定感」。そして、その人なりのヒーローになること。

さやかさんは4月から大学院で教育関係の学部で学ぶそうです、キラキラわくわくする子どもたちが増えることを願って。卒業後はきっと「坪田先生」のような教育者になるのでしょう。最近読んだ本で感動した「小児科医のぼくが伝えたい 最高の子育て」高橋孝雄著に共通するものがありました。それは「自己肯定感」を持たせることです。

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