「さっぽろ雪まつり」が終わり、3月下旬並みの暖かな日が続いています。「大通公園」の大雪像があったところには大きな雪山ができています。ただ溶けていくのを待つだけなのかと思っていましたら、主催者は定かではありませんが、子供たちにボブスレーやスケルトンの乗り方を教え開放していました。
室蘭で開発したそのスケルトンについてのトークショーが「紀伊國屋書店」で行われることを「道新」で知りでかけてみました。
過去の室蘭の思い出として
室蘭にはささやかな思い出があります。母方の親戚がいましたので幼い頃に訪ねたことがありましたし、最近では3〜4年前に人気の「工場夜景日帰りツアー」で訪れ、室蘭焼き鳥を食べたりお土産に「ボルタ君」を買い思い出があります。
室蘭市のスキー場「ダンパラスキー場」にも数回行きました。「だんだんパラレルで滑り降りられるようになる」から命名されたとか。初心者にとってはなだらかな斜面で非常に良いスキー場でした。
そういう訳で「室蘭」という地名につられ参加してみました。
第27回 室蘭工業大学テクノカフェ ものづくりトーク「鉄の街の技術で挑む スケルトン用国産ソリ開発 ソリ開発とカルガリー遠征」
冬季オリンピックのソリ競技には、普通に座るボブスレー、頭が後ろになるリュージュ、頭が前になるスケルトンの3種類あるそうです。全て同じソリに見えていましたので、いくつかの種類があるなどと初めて知りました。
トークショーは、「室蘭工業大学」の教授 清水一道さん、元スケルトン競技オリンピック日本代表 笹原友希さん、同じく元スケルトン競技オリンピック日本代表で現在ジュニアコーチ 稲田勝さん、北海道ボブスレー・スケルトン連盟副理事長 佐高博之さんで進められました。
日本製に拘って
これまでのソリは外国製でしたが、日本製にこぎ着けたこと。それには室蘭工業大学と室蘭市の永澤機械という製作所が関わっていること。その永澤機械は国産旅客機MRJの部品も手がけている優秀な会社であるそうです。日本人にあったソリになったことで記録が伸び、これからさらに期待がかかっていることを熱く語っていらっしゃいました。
マイナーの競技としての課題は
しかし、問題点として、マイナーの競技であるため競技人口が少なく若手育成が課題であること、遠征費の捻出、現在日本にはソリ練習場がないことが上げられていました。長野や札幌にさえなくなってしまったのだそうです。確か、札幌市の藤野や手稲にあったように記憶していましたが。
今回のジュニア冬季オリンピックで、碓井選手が4位に入賞し着々と成果が出てきたので、上記の問題点を解決しながら、是非、オリンピックでメダルをと、熱く熱く語っていました。感動したトークでしたが、私にはどのように協力できるのか。それは、心の中で応援していくしかありませんが理解者が例え一名でも増えましたので。